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みづなか抄|奥野
2021年8月1日 12:12
わたりゆく季節を幾度かさぬれど鳥は求むるいとしきかのひと/奥野 *思わず涙が出た。ごく初期に詠んだ一首。(*2013年4月詠草)我ながら、なんの飾りもてらいもなく大好きなそのひとをまっすぐにまなざす意志が伝わってきて…。そうなんだよなあ。むしろこっぱずかしいくらい愚直で直球であるほど、想いの中枢をつらぬいていくことがある。いまはもうこんなふうには詠めないけど。父からの手紙もそうだっ