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理想のリーダー像とは?

今日は、店長の送別会でした。

珍しくお酒を飲みましたが、2杯で抑えてそこから水を飲んでいたため、盛り上がっていくその場の雰囲気と反比例するように酔いが覚めてきた僕は、皆が話しているのを聞きながら、思い出に浸っていました。


今の会社に入社してから4年が経過し、3人の店長の下で働きました。
それぞれ全然違った性格の方で、その違いに面白さを感じました。


1人目 ザ・営業マン店長

入社して最初の店長は、短髪で声が大きくて怒ると怖くて、イメージしていたとおりの営業の店長でした。

失敗してばかりの僕は、怒られて怒られての毎日で、
1番怒られたときは仕事を辞めようかとも少し考えましたが、これで辞めたらカッコ悪いなと思い、次の日からもくらいついていきました。

精神的に強い方ではありませんが、以前に比べタフになったのは、その店長のおかげです。

また、お客さんとのトークもとても上手くて、何度助けて頂いたかわかりません。
今も盗んだトークを使わせてもらっています。



2人目 超几帳面店長

1人目とのギャップが大きすぎて、拍子抜けしてしまうくらい優しかったです。

また、細かなことに目を配り、必ず全員分の椅子をキレイに直してから帰社するような方でした。

2人目の店長を見ていると、1人目の店長が意外といい加減だったことに気付きました。
しかし、1人目の店長ほど情熱やガッツを感じず、その点は物足りなさも感じていました。



3人目 友達のような店長

2人目の店長が優しすぎたため気を引き締め直していたところ、さらに優しくてびっくりしたのが今日送別会を行った店長。

1人目の店長ほど情熱やガッツを感じず、かといって2人目の店長と違い抜けているところが多く、最初の印象は正直頼りないと思いました。

そして、最近、他のスタッフも店長を抜けていると思っていることがわかりました。

しかし、その店長に変わってから、前年や前前年の売り上げを上回る快進撃が続き、今回その店長は大型店に異動になりました。


同じ店舗に長くいる僕は特に、課長や部長から、「店長が変わってから何が良くなった?」と聞かれます。
しかし、正直分かりません。

でも、それが分からないままだと、その次を任された僕は今の良い流れを壊してしまうかもしれません。

そこで必死になって考えて、あることに気付きました。
何でもない普段の会話から仕事の重要な話まで、1番話しやすかったのは、今の店長でした。



愛される店長

1人目の店長は、自らが先頭に立ち周りを引っ張っていくタイプ。
2人目の店長は、自分は最後尾にいて戦況を見つめているような感じ。
そして、3人目の店長は、一緒になって戦ってくれる戦友のような感じがします。

今日来店されたお客さんが店長に向かって感謝の言葉を伝えていました。
「お世話になりました。ありがとうございました。
先日案内してもらったスタッフの方が店長のことをとてもいい店長と言っていましたよ。」

もちろん、お客さんの前で店長嫌いとかは言うわけありませんが、そのスタッフの言葉に嘘はないと思います。

今日の送別会でも、皆が店長のことを好きなのがひしひしと伝わってきました。


リーダー像について本を読んでいると、「いい人になるな!」、とか「嫌われる勇気」という言葉をよく目にします。
その本に書いてある内容的には、僕がお世話になった中だと1人目の店長が最も理想に近いはずです。

しかし、実際に成果を上げていたのは、1番いい人だった3人目の店長です。

だから僕は、本の内容に反していい人を目指します。
しかし、プライドが高く頼りないと思われるのは嫌なので、それぞれの店長の良いところを掛け合わせて、今の店長以上に愛されるいい店長を目指していきます。

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