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『相談できる人がいるから進むことができた』帰る場所がある安心感で着実に進められたキャリア

松永美範さん
大熊町出身。今は茨城県にお住まいです。震災前から事務職に携わっており、スキルは十分。しかし、3人のお子さんがおり、なかなか社会復帰のタイミングがありませんでした。『スキルと経験があるからフルタイムで・・・』というお気持ちがあったものの、久々の社会復帰となることで、ご不安もありジモットワーカーに登録されました。

・登録の経緯

広報おおくまを見て応募しました。在宅勤務ができて、なおかつ大熊町の仕事に携わることができるという点に惹かれました。ちょうど一番下の子が幼稚園に入園し、復職したいと思っていたのでタイミングも良かったです。

特に子どもが幼稚園に入りたてということで、『在宅で働く』ということに関心がありました。在宅でのお仕事の情報も少なかったこと、自分に経験がなかったことなのでお仕事で必要なスキルやお仕事の選び方など相談をしながら進められることで、ジモットワーカーを利用したいと思いました。

・現在のお仕事

ジモットワーカーの研修が終わってすぐ就職活動を開始し、居住地の社労士事務所で働き始めました。社労士さんのお手伝いをイメージしていましたが、実際に働いてみると、クライアントの方とのメールや電話でのやり取り、手続き書類の作成と、携わる内容は多岐です。ジモットワーカーの研修で復習していた内容が、業務の中で活きています。

もともとは在宅でのお仕事をしたいと思っていましたが、研修が終わったタイミングでは自分に合った条件のお仕事が見つかりませんでした。また、外に働きに出ても十分に仕事ができるという自信も持てたので、現在のお仕事に就きました。

・ジモットワーカーに登録してよかったこと

在宅で働きたい気持ちはありましたが、どんな仕事があるのかはもちろん、どうやって仕事を探せばいいか、どこから情報を得ればよいかもわからない状態でした。ジモットワーカー登録後の面談の中で、色々と情報を頂いたことで、働き方の方向性を定めることができました。

面談でのお話があったことで、在宅で働かず、外で働く選択肢ができましたし、何よりも仕事のことで困ったときに相談ができる場所があるのがありがたかったです。

『やっぱり在宅でお仕事したいと思えば、相談しよう』『外で働いてみて困ったことが出たら相談しよう』といった、相談できる場所があるという安心感のある中で仕事ができたことで、久しぶりの就職にも踏み出せ、順調に仕事が続けられています。

大熊町の情報が定期的に得られたことも登録してよかったことです。離れていると町の情報はなかなか入ってきません。町にもなかなか足を運べていなかったので、工事が進んでいる場所や、これから建設される施設の情報など、定期的に今の大熊町の様子が知れるのは嬉しかったです。

・今後のキャリアの目標

今の仕事はとても大変で、難しいことも多く、失敗することもあります。しかし、とてもやりがいがあるので、このまま続けていき、自分が役立てる場所を増やしていきたいです。また、仕事を通して社労士の仕事内容や知識を身につけ、資格取得を最終目標にして頑張っていきたいと思っています。

・ジモットワーカー事務局から

ジモットワーカーでは珍しく、登録当初からフルタイムでの社会復帰を考えていらっしゃった松永さん。そのため行動力もあり、まずはやってみよう、その中で困ったことや悩んだことがあれば一緒に考えてもらいたいです、というスタイルを一気通貫されました。

定期的な面談で不安を語られることもありましたが、あくまでも話をして心の整理をして自分で答えを出し、一歩ずつ着実に歩を進められました。この後も不安や悩みも出てくるかもしれないですが、十分ご自身で進んでいける力は備わっていますから、自信をもってこれからのキャリアを進めてくださいね。これからも豊かな学びが続くよう、お祈りしております!


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