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【アイデアをひらめく】の正体!?

今日はこの本を解説。


僕はよく夜な夜な11キロ走っています。

  • 健康のため

  • 好きなPodcastを聴くため

  • 一人の時間を楽しむため

充実した時間を過ごしているのだが、時々さらに非常に充実した時間になる事があります。

  • したい事が、ふと言語化される

  • 行き詰まっていた仕事のアイデアをひらめく

もちろんランニング中以外でも同じような事象はあるのだが、なぜランキング中が多いのだろう?
ランニングは僕にどういう効果をもたらしているのだろう?
を科学的に解明した本になります。


人間の3つの思考

人間は日常の中で、多くの意思決定に迫られる。
その数、一日70回とも言われる。

(アメリカ)人は一日に平均70回の意思決定をしている

シーナ・アイエンガー

それらに対して、3つの思考で意思決定を行なっている。

  1. 速い思考

  2. 遅い思考

  3. 無意識思考  ★この本のテーマ


速い思考

直感的で素早い思考の事。

  • 目の前のクリームパンが美味しそうだから買ってみる。

  • 突然音が聞こえたから、そっちを見てみる。

 

遅い思考

じっくり考えて熟考する事。

  • クリームパンも美味しそうだけど、カレーパンも美味しそう。でもカロリーが気になるな。

  • 携帯キャリアをA社からB社に乗り換えたら、どれぐらい安くなるんだろう。


無意識思考

本書のメインテーマでもある「無意識思考」。
基本的には、読んで字の如く、「無意識に物事を考える」ことである。


無意識に物事を考える...

意識的に脳を使ってる時以外も、人は脳を使っている。
これは研究でも明らかになっている。

実際、人が意識して思考できる脳のキャパは、脳全体のキャパと比較すると、月とスッポン。

なので仕事に行き詰まってランニングをしている間、意識はPodcastに向いていても、脳は行き詰まった内容を考えてくれている・バラバラの情報を繋ぎ合わせてくれている。

これがすごく簡単に言った「無意識思考」である。
そして、これが俗に言う、「ひらめいた」の正体だ。


どういう場面で有効なのか?

「条件が複雑で難しい意思決定を行う場面」

単純比較や計算と言った時間をかければ、必ず正解に辿り着くような事象ではない場面に有効。

  • ビジネスにおいて重要な意思決定に迫られる場面

  • クリエイティブなアイデアを思いつきたい場面

このような場面においては、デスクで何時間も考えるよりも、意図的に無意識思考を使った方が良い回答を導き出しやすいという研究結果も出ている。
なので、"意識して無意識思考に持っていく"のがオススメである。


例えば、重要な意思決定を行わなければいけないようなMTGであれば、下図のように、強制的に無意識思考を働かせる工夫をするのもオススメ。

無意識思考を活用したMTG例

大事なのは、インプットと意思決定の間に、無意識な時間を作る事。


意思決定の大原則

全ての人間に平等に与えられたものは、一日24時間という時間。
その中で、一日70回もの決断に迫られている。

いちいち無意識思考を使っていれば、時間が足りない。
また、無意識思考は「条件が複雑で難しい意思決定を行う場面」において効果を発揮するものであるため、全ての場面で最適化を出せるわけではない。

じゃあどうすればいいのか?
著者がまとめていた内容を引用し、終わりたいと思う。

1.基本的には直観を使い時間をかけない
2.数値化できるもの、定量的なものは意識思考を使い合理的に判断する
3.複雑で難しい意思決定は無意識思考を活用する

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