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2年間と1か月

かたや2年間日本語を学びながら生活し、かたや1か月だけ講習センターで勉強してすぐさま働くという対照的な留学生と技能実習生。

ここでは留学生はひとまず置いておいて、技能実習生について。
企業は彼らの日本語力にある程度の期待と思い込みを持っているように思います。

簡単に説明すると、技能実習生は入国前、入国後ともにざっくり200時間程度日本語を学ぶことが義務付けられています。
あなたは時間も?と思いますか?はたまた200時間だけ?と思いますか?

ここで質問。
あなたは義務教育で6年、もしくはそれ以上英語を学んできたと思いますが、コミュニケーションがとれますか?

そう、みんなこの入国前後の400時間に期待しすぎです。
更に補足するなら日本語は世界でも有数の難易度が高いでおなじみの言語。
ひらがな、カタカナからのスタート。

ただ、そんな入国後の200時間をいかに有効に彼らのために使うか、
気休め程度のこの期間にどこまで意味、意義を持たせられるか。
そこに日々頭を悩ませる私たち講習センターの日本語教師なのです。

続く




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