音楽:ロックにおけるギターとピアノ(キーボード)の有る無しについての考察

ロック音楽における、最も必要十分を満たしているバンド編成は、「ギター」「ベース」「ドラムス」の、3種類の楽器とヴォーカルです。ヴォーカルは専任のヴォーカルがいてもいいし、楽器と兼任でもOKです。またギターは「リズム(コード弾き)」と「ソロ(メロディー担当)」があるので二人いてもいいです。私はこの編成を①「ストロング・スタイル」と(個人的に)呼んでいます。
次に、意外と少ないのですが(ジャズだと割とスタンダードな編成の一つなのですが)、①のギターの代わりに「ピアノ(キーボード)」が入る編成です。私はこれを②「キラキラ・スタイル」と(個人的に)呼んでいます。
そして、①と②のハイブリッド、つまり「ギター」と「キーボード」の両方がいる(他の編成は同じ)編成を③「ハイブリッド・スタイル」と(個人的に)呼んでいます。
上記の編成のロック音楽のサウンド的な傾向・特徴について、私個人の考えを以下に記載します。

①ギターのエッジの効いた「ジャキジャキ」「ギュインギュイン」と立ち上がりが早いサウンドは「反骨・反抗」の音楽であるロック音楽の基本(魂の叫び)であり、正に「王道」

②キーボードの音色は様々に変えることが出来ますが、大抵は「キラキラ」した音色(ピアノにも言えることです)や「変な音が出せる」ことに魅力があり、①と比べると、音の立ち上がりが少しマイルドで、ちょっとロック色が薄くなりがちなので、「ポップ」な印象を与えやすい気がします

③実は最も見られる編成で、ギターの「ジャキジャキ」とキーボードの「キラキラ」の両方を使い分ける、もしくは同時に演奏出来るため、多様な表現が可能となります

では、それぞれの編成のバンドの楽曲をご紹介します(私の好みで古い音源・映像で音質がイマイチなところはご容赦ください汗)

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