マガジンのカバー画像

雅楽を25年やってみた

9
「なんか日本の楽器したい」と、雅楽の龍笛(りゅうてき)を始めて、いつのまにか25年。思い浮かぶことを書いてみますね。 *参考:初心者向けの説明を別マガジン「雅楽初心者に届けたい実…
運営しているクリエイター

#感性を磨く

こちら側の世界とあちら側の世界を行き来する 〜龍笛を奏でて思うこと

こちら側の世界とあちら側の世界を行き来する 〜龍笛を奏でて思うこと

笛の音は古来、向こうの世界とこちらの世界、あの世とこの世を結ぶものと考えられてきました。

あの世というものがあるのかどうか私には分かりませんが、龍笛を吹いていると、隠された世界があるのを感じることがあります。

隠された世界というのは、言葉では表現できないもの、表立って現れないもの、意識ではつかめないもののことです。それは「感じるもの」です。

私たちは普段、頭で色々なことを考えています。誰かに

もっとみる