雅楽~音程(2)~十二律は2種の純正な音程でできている
雅楽の音階「十二律」がどのような姿をしているかを見る、2回目です。
十二律の各音はそれぞれ、純正な音程であるパートナーがいます。
パートナーは、8と6を数えれば分かります。
このパートナー関係を意識するといろいろなことが見えてくると感じていますが、それは今回置いておき、「純正な音程」と8・6の説明だけします。関係図も載せました。
純正な音程とは2音を同時に鳴らしたとき、うなり――わんわんというような規則的な強弱――が生じない音程を「純正」と表現します。純正な音程の和音は