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龍笛初心者に届けたい実践的説明

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雅楽の横笛「龍笛」の初心者に向けて、実践的な説明をします。
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#雅楽

雅楽の稽古・チューニングにこのアプリ~ピタゴラス音律にできる

雅楽の音はピタゴラス音律というルールで配列されています。 ですので、一般のクロマチックチ…

凛@色×音
12日前
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龍笛――太く吹き込んで細くまとめる

龍笛の吹き方は、太く吹き込んで細くまとめるのが基本です。 初心者の方を見ていると、唇を引…

凛@色×音
5か月前
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龍笛−チューナーで高さを確認する

今日の龍笛練習では、ロングトーン(1つの音を長く鳴らす)をみっちり行いました。 六からテ…

凛@色×音
5か月前
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【雅楽・龍笛】座り方、構え方~基本のキ~動画あり

龍笛は不親切な楽器です。 ハーモニカのように、吹けば音が鳴る、というものではありません。…

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龍笛/お腹を膨らませながら息を吐く

龍笛では、まずお腹を膨らませながら息を吐き、続けてお腹を凹ませながら吐きます。 「膨らま…

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雅楽・龍笛【五常楽 楽譜詳説】指押さえ動画付き

譜面詳説雅楽、平調(ひょうじょう)「五常楽」(ごしょうらく)の譜面に、書いていない唱歌の…

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(改訂・増補)雅楽・龍笛【楽譜解説】 平調「越殿楽」譜面に装飾技法を注記しました

雅楽の平調(ひょうじょう)「越殿楽」(越天楽、えてんらく)の譜面に、書いていないこと、書いてあっても意味が分かりにくいことを解説します。 下の譜面画像で、最初から印刷されているのは筆書きの部分だけです。他は私、凛が付記しました。 (譜面は香川雅正会「雅楽龍笛譜」より) ①小曲 大・中・小は、曲の格付けを表します。長短とは直接関係ありません。 ②早四拍子(はやよひょうし) 打楽器パートの指示です。 「早」は小拍子=こびょうし=(小さい黒丸と小さい黒丸の間)、すなわち大き

【龍笛】不具合なプラ管(樹脂製龍笛)について

龍笛インストラクターの奥井凜です。 初心者用と言われる、樹脂製の龍笛(通称・プラ管)の中…

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【龍笛】雅楽・平調「越殿楽」指使い

「越天楽」とも書く雅楽の代表曲です。 指使いを覚えたいというリクエストに応えて、動画を撮…

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手順を踏んで基礎を整える〜龍笛の構え方

龍笛インストラクターの凛です。練習サークルを宇治市で開いています。 今回は、龍笛の構え方…

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龍笛〜鳴った瞬間を大事に育てて

雅楽の龍笛のインストラクターです。練習サークルを主宰しています。 龍笛の音は少しずつ鳴っ…

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龍笛はピアノの真ん中よりも右側2オクターブが鳴っている

練習サークルのテキストとして、龍笛の音階を五線譜にしたペーパーを作りました。 練習サーク…

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雅楽~宮内庁の〝明治撰定譜〟をネットで見てみよう

一般に、雅楽を習うと言えば、明治政府(雅楽局)が編纂し現在の宮内庁楽部に受け継がれている…

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雅楽~音程(2)~十二律は2種の純正な音程でできている

雅楽の音階「十二律」がどのような姿をしているかを見る、2回目です。 十二律の各音はそれぞれ、純正な音程であるパートナーがいます。 パートナーは、8と6を数えれば分かります。 このパートナー関係を意識するといろいろなことが見えてくると感じていますが、それは今回置いておき、「純正な音程」と8・6の説明だけします。関係図も載せました。 純正な音程とは2音を同時に鳴らしたとき、うなり――わんわんというような規則的な強弱――が生じない音程を「純正」と表現します。純正な音程の和音は