冬だからこその別世界が広がる。ココロ踊る 開放感と非日常を体感する奥飛騨温泉郷の旅

北アルプスへと向かう、移り変わる車窓からの眺め

高山市から車で約1時間。北アルプスの麓に広がる温泉地、奥飛騨温泉郷。本格的な冬が始まり、山道の道路事情を心配されますが、雪のシーズンはほぼ毎日除雪がされているので冬用タイヤであれば、自家用車で走行できます。心配な場合は、高山バスターミナルから路線バスでゆっくり車窓を眺めながら約1時間。奥飛騨温泉郷の玄関口、平湯バスターミナルへと到着します。移り変わる景色は、また車とは違った感覚で旅気分を盛り上げてくれます。
せっかく、奥飛騨を訪れるならゆとりを持って温泉につかって、おいしい郷土料理を湯宿で満喫してほしい場所です。
平湯、新平湯温泉、福地、栃尾、新穂高の5つの温泉郷には、親しみやすい温もりが感じられる民宿や個室露天風呂のある贅沢な旅館まで予算と好みに合わせて様々なタイプの湯宿があります。
趣向を凝らした露天風呂やプライベート感覚の家族風呂など上質な温泉に思う存分つかって日常を忘れ、つかの間の休息を思い切り楽しんでください。

雪に覆われた足湯。染み入るように温まる足湯が散策の疲れを癒やしてくれる
広々とした山小屋風の内風呂

白銀の世界でしか体感できない冬だからこそのお楽しみ

12月にもなれば、奥飛騨をすっぽりと覆う雪が降り始めます。
うっすらと山頂に雪を帯びた北アルプスが白に染まると、温泉街も白一色の雪景色に変わります。
しんしんと降る雪の静寂に湯けむりが立ち込める旅館街。その景色はどこを切り取っても里山の温もりと安らぎを感じさせてくれます。冬だからこその絶景や寒いからこそおいしいグルメなど、冬にこそ知ってほしい本当の奥飛騨の表情があります。

目前に雪に覆われた北アルプスが広がる壮大な景色

雪の絶景に出合いに行く、幻想的な北アルプス

厳しい寒さが続く冬の奥飛騨は、その分、幻想的でロマンチックな景色に出合えます。
標高2156mの山頂へと続く新穂高ロープウェイは「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に二つ星として掲載された360°の大パノラマが広がります。白の世界に覆われた雪の絶景は、まさに”わざわざいく価値”のある場所。日本で唯一の二階建てゴンドラであっという間に雲上の世界へ。車窓から見下ろす樹氷や日差しを受けて雪が煌めくような表情を見せたり、標高が上がるたびに木々の表情が違う大自然の不思議な世界を映し出します。

真っ白に覆われた雪の新穂高ロープウェイ

平湯大滝は氷点下にもなれば、落差64m、幅6mの水が透明な氷柱へと変わります。雪の中に出現するその姿は、自然がつくり出す芸術品のような美しさです。
自然が織りなす冬ならではの奥飛騨の風景。この季節だからこそ心に残る風景に心ワクワクさせてみませんか。

氷点下でゆっくりと凍り始める平湯大滝の氷柱

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