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「丁寧な暮らし」の違和感

丁寧な暮らしってなんだろう?という話をしてみようと思う。

「丁寧」という言葉を辞書で調べると、
「細かい部分に注意や気配りが行き届いているさま」
「念入りに、丹精を込めて行うこと」
「基準に則り、折り目正しく振る舞うさま」などとある。

そういう点で自分の暮らしを考えてみると、
全然丁寧に暮らしていない。

まず、洗剤の量をちゃんと測って入れたことがない。
料理の調味料は、目分量。計量スプーンは引き出しの奥底にある。
パスタやそばの茹で時間すら、ちゃんと見たことがない
(良さそうな硬さになったらざるにあける)。
今、これを書いている机の上で、今にも本が雪崩を起こそうとしている。

要は、「丁寧な暮らし」というのは、実態があるわけではなく、
多くの人が憧れ、目指す、キャッチコピーなのだと思う。

私が目指したい暮らしにキャッチコピーをつけるとしたら、
「朗らかな暮らし」がいい。

心に拘りがなく、穏やかな気分でいられること。
そのために、すこやかでいること。

仕事が忙しい時は、家事は後回し。
まず、目の前の案件のメールを丁寧に返信したい。

彩りに必要などの理由で、季節外れの野菜を買ったりしない。
農家の方々が丹精込めて作ってくれた、旬の野菜をいっぱい食べたい。
レシピ通りに作るより、自分が欲する味付けで作りたい。

細かい部分に注意や気配りが行き届いた家は、ちょっと窮屈。
洗濯物や本が山積みでもいいから、自分や家族に心配りができる余裕が大事。

心と体が窮屈にならないように。
おおらかに、いきましょう。



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