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【炎】炎の投資情報2023/07/10

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投資情報メールマガジン                 2023/07/10
         炎 の 投 資 情 報 (第454号)

        -プロが導くお金創造のための投資情報-
                            週1回発行
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 株式投資には不安がつきもの。山あり谷ありの株式相場を冷静に眺めるアナリストが発信する情報をお楽しみ頂ければ幸いです。

 志を大きく持たれた読者各位の大いなる発展と成功を祈願しております。
 ご一緒に頑張りましょう!!

 なお、一部を「億の近道」に掲載することがありますので、あらかじめご了承下さい。

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              -本日の目次-

  ■はじめに
  ■株式相場展望
  ■日本最速の3月期決算発表企業アドヴァングループ(7463)
  ■令和5年の前半を振り返って
  ■次回予告

         報告者:炎のファンドマネージャー

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■はじめに

 いつものようにやってきた猛暑の夏ですが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 熱気あふれる上昇相場が一巡した感のある中でミニ調整ムードが台頭すると例年のように夏枯れ相場の展開が見られます。筆者も含めて多くのアナリストが予測しているように今後一旦は下振れがあるのではとの見方を信じるならば、こうした動きも致し方ないかと思いますが、全体相場に比べ出遅れている個別銘柄についてはこうした調整場面で下振れする局面でこそ投資チャンスがあるとも言えます。

 6月27日の日経平均の安値3万2306.99円に対して7月7日の安値は、3万2327.90円。週明けの本日前場の安値は3万2082.94円で猛暑のなかで調整ムードが漂っています。
 年初からの株価の上昇でGPIFなど年金資金の運用成果は向上し、一定の利益確定売りが出てきているものと推察され、このようにようやく全体相場は頭重い展開となってきました。
 弱気派の投資家は先週末に持株を減らしたのかも知れませんが、一方ではなおも割安感のある日本株への外国人投資家の買い意欲は旺盛。今後出てくる1Q決算内容は円安の下で日本企業の収益向上が示されるものと期待されます。

 全体相場を示す日経平均やTOPIXが先週末現在で高値から4%前後の調整で済んでいるのに対して、マザーズ指数は高値から短期11%の調整を入れている点が、この相場の特徴を示しています。
 低PBR是正に動いてきた日本株の上昇は道半ば。短期的な利益確定売りをこなしながら次の目標ラインに向け歩みつつあるとも言えそうです。

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■株式相場展望

 為替相場が円安傾向を続けてきた中で株式相場の上昇が続いてきたと考えるならば、円安のピークが見出せれば株式相場もピークを打つということになりますが、現状の為替相場は日銀のゼロ金利政策の継続と米国金利上昇の継続でまだピークが見えない状況です。

 ただ、市場には昨年の151円台までの円安後に日銀が市場介入したという記憶もあり、そろそろ円高に向かうのではないかとの見方が台頭しつつあります。6月30日についたドルの高値145.07円から先週末に142円割れ寸前まで円高に進んだ動きがそうした変動の兆候と見るかどうかですが、米国債の長短金利の上昇が続く状況下で景気の先行きが不透明となっている点から、大きな政策変更による為替変動、株式相場変動につながる要素もあることから今後、慎重に見守る必要があります。

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