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見捨てられた小型株の出番はいつ頃か

 1980年代後半のバブル形成期において重厚長大型の銘柄が大活躍したのと同様に、現在起きている動きは時価総額の大きな日本を代表する銘柄や世界的な半導体関連銘柄、今後予想されるマイナス金利解消、金融政策正常化の流れに乗る低PBR銀行株、金融株、それに今回の相場では低PBRのバリュー銘柄など幅広く買われている状況が見られます。

 一方においては投資家から見放された蚊帳の外状態、3年寝太郎状態の銘柄もあります。とりわけ比較的業績は良いのに時価総額100億円以下で株価低迷状態にある銘柄には全く関心が高まらない状況にあります。
 それは日本の株式市場の主役が世界市場を相手にする外国人投資家であるためなので、このメインストリームに変化が生じない限りはこうした状況が続くことになります。

 大型主力銘柄にまだ割安感のある間は時価総額が100億円以下のバリュエーションの高い流動性のない小型株には出番がないのは二極化、二律背反の相場展開の中では当然のこと。それでも相場の主役銘柄群がリード役を終えれば、端役である小型株にも活躍の時期が一過性にしろやって来ることも念頭に入れておきたいところです。
 特に既にPERが10倍前後となってきた小型銘柄には中長期的な成長の方向性が見出せるのであれば大いに見直しの余地があると考えられます。


 この際、今一度、ぜひ皆様のお手持ちの銘柄を吟味されてみてはいかがでしょうか?


(炎)


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