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書評「エクサスケールの衝撃」

今日は1冊の本をご紹介します。読んでいない方にはおススメです。

「エクサスケールの衝撃」
齊藤元章氏の書籍で2014年に出版をされた本です。
http://amzn.to/2xkfQht

 私は知り合いの方にこの本の話を聞いて、今年になって読みました。

 本の内容としては、今後スーパーコンピューターの処理速度が高性能になる過程で、地球上の様々な研究やシミュレーションに活用されて、近い将来には

・エネルギー問題が解決される(太陽光エネルギーの変換効率が向上する)
・食糧問題が解決する(エネルギー問題が解決されれば、植物工場も実現化される)
・「衣食住」がフリーになる(人類が働く必要性がなくなる)
という社会が実現可能になるのではないか?

という論調で展開されています。

 私としては、その論調の正しさは評価できないのですが、おそらく齊藤氏が記述される方向に世の中は変化していくのではないかと感じました。

 この本を読んだ後で、社会の動きを見てみると、

・米仏、中国までも自動車をEVに切り替えようとしている
・サウジアラビアが2030年ヴィジョンで石油依存経済を変化させようとしている
・ベーシックインカムの議論が盛んになっている

など、この書籍に書かれている内容をまるでなぞるかのように、社会の動きでも変化が起きているように観察されます。

 正直に言うと、世界の上層部はこの本に書かれている内容をある程度のコンセンサスとしてシナリオを描いているのではないかと感じるほどです。

 ちなみにこの6月にはYahoo!が、この齊藤氏の会社の開発したスパコンを使用すると発表しています。
https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2017/06/19b/

 私の方も、こうした社会の変化を考えながら、今後の株式投資や顧客へのアドバイスを変化させていきたいと思っています。

株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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