見出し画像

株を楽しむ

 下げたら弱気の声が聞こえがちとなり上げれば強気の声が耳に入るやすいというのが株式相場。そうした周りの声に惑わされずにしっかり独自のスタンスで運用されている相場の強者が億の近道を歩んでおられることを期待しています。

 株式相場は山あり谷あり。
 いつの時期にも時に下振れもあることは、肝に銘じておく必要があります。

 株式投資を楽しむには全体指数とは別にその投資対象とする個別銘柄ごとの動向に関心を持ちながら、一定期間の中で続ける株価の変動を見ながら、投資チャンスを伺い興味あれば実際に投資し、リターンを上げていく楽しみを得るという一連の流れが求められます。いわゆるバイ&ホールド。

 株の楽しみ方は千差万別。様々なものがありますが、公表された企業情報を拠り所に、未来の企業価値を判断しながらリスク分散してリターンを上げるということが基本になります。

 企業には未来を先取りした未完成な企業もあれば、既に十分なビジネスモデルを構築して社会全体、国内だけでなく海外でも事業展開して業績を高めている企業まで実に様々な投資対象があります。どの銘柄を選択するのかが投資家には問われています。
 通常は上場している企業が投資になりますが、上場したばかりの企業は知名度がなく、投資家からの信頼性にも乏しい。そのために株価は変動しやすい。よって長期スタンスではなく短期スタンスの投資になりやすいということになります。
 しかしながら、その中には素晴らしいビジネスモデルを構築していて長期的に利益成長、ビジネス成長を辿れそうだと考えられる銘柄もあります。

 一方で社歴の長い企業には一定の安心と着実な利益を投資家に配当としてリターンをもたらしてくれますので買い安心感はあります。時価総額も大きく流動性も高い点で外国人投資家や機関投資家が投資対象にしてくれるため個人投資家も比較的長期スタンスで投資しやすく多くの皆さんのポートフォリオにも入っているものと思われます。


 株式投資の王道は企業成長にあります。
 1億円しか利益を上げられてなかった企業が10年経過して100億円の利益を上げられる企業となれば、利益1億円の企業に投資したタイミングに比べ100倍の企業価値が生まれて本来なら投資家にも100倍のリターンが得られている筈ですが、現在の株式市場においてはIPO直後のそうした期待感があって投資家の多くは期待感に彩られた銘柄にたくさんのプレミアムを払って投資しているという現実もあります。
 成長株投資が王道ながら、既に成長の先取りをしての評価がなされているケースではリターンがあげにくいのかと思われますが、そのあたりの見極めも重要なポイントと言えそうです。

 一方で将来の成長を予想できずに実際にはアンダーバリューしている銘柄も数多く存在しています。投資家には伝わらない企業経営者の成長への意欲やビジネスモデルの良さが理解されずにいて評価がアンダーバリューされている銘柄もあります。
 そうした銘柄に運よく投資できて、長期的に保有し続けることができれば大きなリターンが上げられるということになりますが、そうした大きなリターンよりも安心を求めて比較的小さなリターンを積み重ねていこうという皆さんが圧倒的かと思われます。

 まずは銘柄研究を重ねて、投資されるタイミングでの投資価値や株価の位置を吟味しながら株式投資を楽しまれましたら幸いです。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?