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有料メルマガライブラリから(530)「安値から戻し切っていない銘柄もたくさんある」

 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「安値から戻し切っていない銘柄もたくさんある」=
 (有料メルマガ第339回・2015/7/21配信号)


※2015年7月現在の内容です。留意してお読み下さい。


― 株で利益を上げるための基本は安いときに買って、高くなったとき売る。このことを忘れてはならないと肝に銘じる ―


【前略】

 しかし、焦る必要はありません。まだリバウンドが遅れている業績の良い(=投資指標的には低PERの銘柄)も多いです。

 私は4月から6月くらいまでの間は低PERなのに株価が上がらない銘柄が多い自動車部品銘柄を研究銘柄から減らして、他業種の銘柄を重視して研究銘柄に取り上げてきました。研究銘柄として4月以降に取り上げた自動車関連銘柄はニチリンと萩原電気の2社だけでした。

 低PER銘柄が多い自動車部品銘柄の中でも、特にPERが低いニチリンと自動車の自動運転関連銘柄であり、データセンターを保有して収益増を狙う『モノのインターネット』銘柄でもある萩原電気なら投資家の人気が集まる可能性が高いと考えて、研究銘柄としましたが、2社の株価は期待ほどは上げてくれませんでした。

 しかし過去に取り上げたドラッグストアー銘柄や、医薬関連銘柄、スーパーストア―銘柄に関しては研究銘柄に取り上げてから2年くらいあとで株価を確認すると、目を疑うような株価の上昇をとげている銘柄がいくついも存在しています。

 ドラックストアー銘柄から研究銘柄を選んだときは、ドラッグストアー銘柄には低PER株がたくさんありました。しかし、現状においては低PERのドラッグストアー銘柄を探すのが難しくなりました。

【中略】

 スーパーストアー銘柄でも同じようなことが起こりました。結婚式場銘柄でも同じことが起こりました。

 このようなことから分かることは、同じ業種の銘柄がみな低PERに放置されている時に分散で投資すると、1年から2年くらいの時間はかかるかもしれないが、投資時点の業績を維持していれば、いつのまにか多くの同業種銘柄がみな数倍まで上昇していることが起きやすい、ということです。
 特に個別の銘柄の違いが分かりにくい業種の場合は連鎖で株価が上がることが多いように思えます。赤字のバイオ創薬企業の株が次々に爆上げしていったときにもそのように感じました。しかし私には赤字のバイオ創薬企業に投資する勇気はありませんでした。

 したがって、自動車部品銘柄に低PER株がたくさん存在する現状において、自動車部品銘柄のうちのPERが10倍以下の低PER銘柄に分散で投資をしておくと、数年後に多くの銘柄の株価が大きく上昇している可能性もありうることだと考えています。

 このように考えたので、今年の下半期は、もう少し自動車部品銘柄の中から低PER銘柄を研究銘柄に取り上げても良いのではないかと考えるようになりました。

 あとバイオ創薬銘柄が赤字でも大きく株価を上げる銘柄が多かったので、投資家の人気が集中している業種があるなら、PERが高くとも、連想ゲームで株価上昇が連鎖することもある。だから投資家の人気が高い業種はある程度はPERが高くても研究銘柄にしても良い。そう考えるようになりました。

 『モノのインターネット』関連銘柄としてIT業界の銘柄も研究銘柄にしておきたい。特にアドソル日進の株価がストップ高になったことから、そう考えるようにもなりました。

【中略】

 このような『モノのインターネット』関連のIT銘柄の中から大きく上昇する銘柄がいくつも出る可能性が高いと感じています。『モノのインターネット』関連銘柄の中でも、システムエンジニアの不足状態が著しいために受託開発に強い銘柄の上昇力が強いのではないかと予想しています。まさにアドソル日進は受託開発に強い銘柄でした。受託開発に強い企業だと私が判断した銘柄のうち株主還元意欲が高いのはNSDとシステナだと考えています。

【中略】

 いまのところギリシャ問題が峠を越し、上海株が中国政府の強引とも思える対策で下げ止まりました。しかし、上海株が本当に下げ止まったかどうかは、まだ分かりません。
 そのように考えると、ここ1か月の間に研究銘柄候補としたサムティ、朝日放送などの内需銘柄も有力な研究銘柄候補だと考えています。

【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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