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変化が出ている?

 今週から始まる全英オープンの放映についてテレビ朝日が撤退を表明しました。テレ朝は1982年から42年間続けてきた全英オープンの放映から撤退を決めたようですが、長年この放映を楽しみしてきた60代のファンとしては戸張捷氏の解説が聞けなくなることを寂しく感じます。

 民放地上波は全米オープンや全米プロの放映からも徐々に撤退しており、今年はBS松竹東急だけが全米女子などの無料放映で頑張っています。日本人勢がワンツーフィニッシュした瞬間は嬉し過ぎて、一人で乾杯しました(笑)。


 インターネットの普及と従来型のTV視聴からの娯楽の変化と共に、民放5社の地盤沈下を感じざるを得ません。公共の電波を無償で使える既得権に胡坐をかき続けた怠惰な経営の結果でしょうか。昨年からは溜め込んだ利益を還元し始めました。外圧によって(呆)。
 以前に勤務していたビルにテレ朝も入居していましたが、TV関係者とエレベーターなどで時々一緒になった際には、その厚かましさに辟易したこともありました。

 もう数十年以上も、つまらない民放番組を観なくなりました。大半が意味の無いバラエティーやニッポン礼賛番組で僅かな視聴率獲得競争をしています。観るのはスポーツや特番くらいのもので、NHKも夕方以降のニュースやスポーツ番組程度。民放ではスポーツ番組を観るにしても余計なCMを飛ばすために録画の追いかけ再生をしています。

 昨年だったか?バレーボール放映では1セットあたりのテクニカルタイムアウトが2回もあるため頻繁にCMが入り、ライブと表示しているのにCMが長いため(実際には)明らかに録画だなと分かる放映に呆れて観るのをやめました(苦笑)。

 まいど前振りが長くて済みません(汗)。


 株式市場は先週末から半導体銘柄を中心に急落しています。が・・・、読者の皆さまもご承知の通り、日経平均は投機ファンドが先物をヘッジに利用したり、オプションを絡めて利ザヤ取りをするために乱高下させますので、寄与度上位銘柄がやたらと影響を受けます。
 本日(18日)の前場は819円安のうち上位3銘柄だけで513円も下げています。つまり(何度も書いていますが)株式市場を見る上では参考にならない指数になっています。
 相場動向を把握するにはTOPIXやプライム指数など、日経平均株価以外を利用しなくてはなりません。


 さて、昨日の日経新聞にもありましたが、今年に入ってから証券株の上昇が続いており、証券業界を代表する野村証券と大和証券の株価が日銀の異次元緩和以降の2013年5月の高値を抜いています。
 証券株は経験則としては、金利低下が予想される際に株式市場の活況を先取りして(業績押し上げ期待から)他の銘柄・業界に先行して買い上げられますが、今回は利上げが始まる時期にあたります。利下げでは無く。
 これは筆者も経験したことの無い、象徴的な出来事と感じています。

 この状況を考察するに、一つ目の理由は、これから株式市場がより活性化することが織り込まれ始めている可能性があること。例えば円安が継続して企業業績に不安が無いなどでしょうか。
 二つ目としては、利上げがされたとしてもそれ程上がらないと市場が判断している、と言った2点が考えられます。

 米国市場ではマグニフィセント7のピークアウト感とラッセル2000の急騰が注目されています。一部の大型ハイテク株から、今まで放置(ショート)されてきた中小型株の見直しの動きが始まったのかも知れません。

 国内市場においても、円安やインフレ傾向の長期化を前提とするなら、景気全般や賃上げ傾向も好調が維持される可能性が高く、それなりに強い株式市場を想定しておくことも必要かも知れません。


 これらを前提とした筆者のイメージとしては、少なくとも、富裕層優遇策しか念頭にないトランプ前大統領の当選可能性が高い間は、高値警戒感があるとしても株式市場の大幅な崩れは無さそうだと言う感じです。

 取り留めのない筆者の相場雑感で恐縮ですが、今はこんなイメージでいることを書いてみたいと思った次第です(汗)。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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