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家族介護

介護の仕事をしてる人が自分の家庭で介護をしなければいけなくなったら…

仕事と同じように出来ないとよく聞きます。

『それは家族だから』
ではないでしょうか?

いくら専門職とは言え苦楽を共にしてきた家族の現状を受け入れられない場面は多々あります。

そうなると『つい』『わかっていても』必要以上に手を差し伸べたり、リスク回避の為のアプローチをしすぎたりしてしまいます。

そして、もうひとつの理由は

『時間』ではないでしょうか?

仕事はその場から離れられる時間がありますが、家族介護にはその時間があまりありません。
仕事の場合は勤務時間はプロになり、その後はプロでなくてもいいですが、家族介護はそうはいきません。
常にプロでいられることは簡単なことではありません。(悟空やベジータでもフルパワーで居られるのは限られた時間だけ)

そうなると介護する側の余裕は無くなり、感情が不安定になりやすくなります。

仕事において介護に携わることと、家族介護をしていくということは似て非なること。『フルパワー』を使い続ける難しさに直面するのではないでしょうか?

そこで何が必要かと考えるとやはり

『介護のプロ』

なのではないかと思います。

『介護のプロ』は家族に正しい介護を伝える以上に大切なその人の背景を知ろうとします。

『介護のプロ』は、本人と家族との関係性を理解し最適解を見つけるように考え行動します。

『介護のプロ』利用者や家族の予後を一緒に考え最適解を目指します。

『介護のプロ』は家族の気持ちや思いも理解しケアします。

『介護のプロ』は家族が介護の仕事をしていても、葛藤の中『家族介護』をしている現状を知る必要があります。

おむつ交換するのが介護?
ごはん食べてもらうのが介護?
お風呂で身体洗うのが介護?

当然介護のお仕事のひとつでとても大切なことです。

でも『介護』で大切なことは、それをしながら本人やご家族の過去を知り『今と未来の環境を共に整えていく関わり』をしていくことなのではないかと思うのです。

さてこの『介護のプロ』が日本に何人いるのか?

自分自身がそんな『介護のプロ』になる必要があるなと思い久々にnoteを書いてみました。

介護のお仕事をしていて、家族介護における介護する側になっている人を支えるのもまた『介護のプロ』やと思うのです。

『介護職が頼れる介護のプロ』

こんな人が必要とされる世の中になっていくのではないかと思ったりしています。

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