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高齢者介護と障がい者支援

違いはあるのか?

高齢者介護と障がい者支援の違いはあるのか?よくそんなことが聞かれます。そして自分が高齢者介護をさせていただいていた時は、『同じ人なんだから違いなんてない』と思っていました…。

将来を見据えた支援

高齢者介護は主にその方の想いを聴き、知り、介護や支援を行う事で暮らしが成り立つと思います。
障がい者支援の場合、長い年月を積み重ね獲得できる可能性がある能力があります。(この部分に関しては高齢者支援も同じですが、長い年月の終わりの違いや、それまで達成してきた事柄が違うかもしれません)
そして、障がい者支援の場合、利用者さんの伝える手段が限定的になりやすい特徴があります。言葉での伝達が出来ない場合があるんです。
高齢者介護でも言葉が使えても、その人のニーズや想いを知ることはかなり難しいことですが、それが、障がい特性によって更に難しくさせます。

その状況を打開すべく、支援者が多数のアプローチ方法を考え、そのアプローチに対する反応を確認し、さらにアプローチ方法を思案し行動していく。この積み重ねで利用者さんがどのように変化していくかを確認し、理解しこちらの行動も変えていく。
そしてその変化が本人の人生にとって良い変化なのか、良くない変化なのか?どちらでもないのかを考えながら知っていく必要があります。

そうすることでその方の出来ることが増え(新たな能力の獲得)暮らしの質が上がっていく。

これは、支援者側の専門的なかかわりがかなり重要で、その専門的知識を学び実践していく必要があると感じています。

その中で支援者側と利用者側に上下関係が出来ず、職員が支配的にならないというあたりまえで難しいことが求められます。(介護支援者の難しさ)

高齢者介護で大切なこと

高齢者介護で重要なことは、その方を尊重し生きてきた人生感を大切にしその中で支援者がどうかかわるか?という事かと思います。

一日一日を、利用者さん主導で、したいことが出来るために支援者が関わる事が多くなります。

こちらの主導性は低く、尊重した中で専門的なアプローチが必要といえると思います。

ひとまとめにするのは良くないというものの…

高齢者介護と障がい者支援の違いという事で『高齢者介護』『障がい者支援』とひとまとめにするのはあまり好きではなく結局は個々にどう関わるかが大切と考えています。
ですが『高齢者の集まりの介護』『障がい者の集まりの支援』というように集まりのなかで使う知識や専門性は全然違うと感じています。
人としてかかわるという前提があるものの、そのかかわり方はどの『集まり』に属するか?で変わってくるようです。

集まりって…?

そう考えると『高齢者の集まり』と『障がい者の集まり』で支援していく制度の元、私たちの仕事があるわけですが、これをごちゃまぜする新たな『集まり』があればまたその専門領域が変わってくるように思います。

結局は…

その集まりによって職員の求められるスキルは変わり、多様性に対応するためには、沢山の知識やスキルが必要であるという事だと思います。
それを勉強し続けることが介護や支援に携わる職員の大切なことなのかもしれませんね。



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