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センサー使うのに夜間に巡視する意味あるの?

夜勤はただでさえ過酷な状況です。

まず自分の体調管理が難しくなります。
お日様が出て目が覚める→という昔ながらの人の生活とは違う状況を『夜勤』という勤務に従事するために生活パターンを変えて寝起きします。

そうすると感情のコントロール体調のコントロール難しくなります。

そしてユニット型特養になると、そんな環境の中で20人をひとりでケアする時間が約8時間。

虐待を防ぐのは職員の正義感と感情コントロールに委ねられる訳です。

さてそんな中全床センサーコールのスイッチを入れてしまうと同時期にセンサーがなることは当然のようにあるわけです。

ただ令和3年現在、優先順位を決めてセンサーを鳴らしてくれるわけではないので、その判断はたったひとりで夜勤をしてくれているその職員さんに委ねられます。

最初のコールには当然のように反応。そして次のコールが鳴り優先順位をつけるが、更にもう一つなるとどうでしょう?更にそこに定期巡視!?

この使い方でのict、介護ロボットで誰を助けられて誰を追い込むのでしょうか?

多分これで入居者の転倒を一つ防げたとしても、職員のストレス、感情コントロール、仕事への不安が増えるはずです。

今の人員配置では転倒は防げないことを契約前にしっかり説明しておく必要があるし、こちらの失敗で転倒させてしまった場合は誠意ある対応(弁護士や保険会社との調整)をさせていただく旨をしっかり理解してもらって契約する必要があると思います。
そうすることによって家族さんから職員に対する圧をいくらか減らすことができるはずです。

そしてこういった内容でのキーポイント上司と生活相談員です。

上司は転倒を責めてはいけないし、その原因追求を把握もしくは一緒に考えるということをしないといけません。
その中で防げない転倒に対して職員を圧迫するような改善(見守り強化や物音に気をつける)をしていては夜勤をしてくれている職員さんを圧迫するだけです。
それは改善にはなってないから違う事故や虐待の可能性は上がる。
防げない転倒は防げないので、そこをしっかり見極め伝えられるようになることが大切です。

僕は眠りスキャンでコールのスイッチを鳴らないように設定しておく数をいかに増やせるかが大切かと考えています。

夜勤が忙しかったら心を亡くして危ないことに…。

夜勤は業務を詰め込まず(多少夜勤に業務を回す必要はあると思う)、ケア量も最低限にとどめて安心してイレギュラーに備えられる夜勤を考えていくことが大切だと思います。

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