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自己紹介 私・わたし

 自己紹介をしよう、唐突に思った。
 自己紹介をしよう。
 わたしとは、
 ・私は大人。
 ・私は女。
 ・思春期に女性とデートをした事もあるけれと、恋愛対象はいまのところ男性。

 自己紹介をしよう。と思って最初に思いついたことが本当の私の骨格であろうと思うのだけど、私の骨格はこれ。

 ああ、私は私をもう大人だと思っているのだなぁと少し驚いた。

 大人は不思議だ、年齢なんてなんの意味もなく、見た目でもなく、覚悟でもなく、私はいつの間にか「大人」であると認識している。

 いつ、大人になったのだろう?成人した時でも、年金を自分で納めるようになった時でも、自分のお金だけで生計をたてられるようになった時でも無い、肩肘を張らずにのほほんと生きていけるようになった時かもしれない。
 いつの間にか、私はとても大人だ。余す事なく大人だ。
 大人であると言うことは、自分のケツは自分で拭けるようになるということでは無く、いつか、自分のケツを誰かに拭いてもらうかもしれないと知ることかもしれない。と肩をぐるぐるいわせながら今、思っている。(出来る限りのお尻は自分で拭くという姿勢と共に)

 そして私はフェミニストでもなんでもないけれど、ただ女だ。だって「男」やったこと無いもの。
 
恋愛対象は男、女性と寝たことはいまのところ、無い。

 さて、骨格に少し肉をつけよう。
 私は工学部建築学科、意匠設計・環境デザインを大学で学んだ。

家族はみんな医師・薬剤師の医療系の家庭に育った。
親に揃えられた薬学部への願書を端から破っていった私は、家族の中でひどい異端者だった。

 大学卒業後、設計事務所で設計の仕事をしていた、同僚の女性に「キャリアウーマンですね」と言われる程度に仕事に夢中で10年過ごした。
 仕事を続けつつ結婚。震災に絡んだり絡まなかったりな事情で設計事務所を退社。
 いつの間にか今、都内の小さな医療法人の役員(経営)・事務長・時々クリニック受付をしている。
 私は私が好きな世界じゃなくても比較的仕事ができる人間と知った。そこそこ優秀だ。

 都内で夫と2人暮らし。夫とは今のところ仲が良い。
 私達は2人っきりの家族、2人で生きている、ある時、子供は作らないとふたりで決めた。
※選ぶ、選ぶ、そして選ぶ。参照

 私達はふたりで生きると選択した夫婦だ。

 10年前、あの震災がなかったら、私は今でも設計事務所で働いていたかもしれない。
 残業が当たり前で、時々徹夜して、「しんどい、楽しい、しんどい、楽しい」と言いながら家庭(夫)をかえりみず、すれ違いの毎日(当時夫を苦しめてたなぁと今ならわかる)。

 そのバージョンの私が今の私より幸せだったのかどうかわからないけど、外的要因も偶然も色々あって、私は今、こんな感じ。

 こんな感じの人生を選んだ。
 私が大切にしてるのは、自分で選ぶこと。
 この人生は、私が選んだ。

 これが、骨格に少し肉を足した私。
 わたしの要素は他にも色々あるけれど。

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