『ヘルドッグス』2頭のワンちゃんに刮目せよ🐶🐶💥

昨日はなんか、勢いのあるものが観たくなって『ヘルドッグス』にした。(2回目)
オラァ‼️な暴力と疾走感のあるアクション、音楽もめちゃくちゃカッコよくて大好き。
大好きな大竹しのぶ大先生もいるし、私がゼウスなら星座にしたい男No.2の北村一輝も出ている。(No.1はマッツミケルセン)

あらすじは予告見てもらうとして(この予告もかなり端折ってるなという印象だけど)

ヤクザに潜入した警官の金高(岡田准一)と、その組みの中で暴力担当👊な室岡(坂口健太郎)がコンビになって組の汚れ仕事を請け負うんだけど、この2人の犬々しさが最高!!
岡田准一が坂口健太郎に稽古をつける場面は「ドッグランで大型犬が戯れ合う様子」を見ているように感じた。演技が稚拙という意味では全くない、むしろその逆で、迫力がありすぎて「今この戯れ合いに人が手を出したら指がなくなるだろう」感があった。でかいパワー怖い。

2人は組の犬であり、主人公(岡田准一)は警察の犬でもある。
この、人を"犬"に例える表現を目にする度にうろ覚えながら思い出す話があって

「古来より犬は人類の友として、その忠誠心を遺憾無く発揮して歴史を歩んできた。しかしながら"犬死に"という言葉やまわし者などを"犬"と呼んで蔑む表現があったりする。なぜか。犬のその尊いまでの忠誠心が仇となりそのような言葉を生んだのではないか。真っ直ぐに人を信頼する事は素晴らしい事だけど、視野を狭くしてしまう事に繋がるのではないか。

みたいな感じの話。なんかで読んだんだよな。教科書だったのか、本だったのか、新聞だったのかも定かではないけど。
てかなに⁉️人間身勝手すぎて嫌いになりそう‼️犬の忠誠心をさんざ利用したあげく、その忠誠心すらdisるってやばくない⁉️😡😡😡😡

で、本編の話に戻るけど
特に坂口健太郎が悲しい方(↑でdisりに使われる表現のニュアンス)の犬になっちゃってるのが本当に辛い。
岡田准一というリーダー犬にしっぽ振って付いて行ったら、そいつ実は警察なんだよ。
自分の家である組を潰さんとする、別の家の犬だったんだよ。
なんて美しいんだ…この構図…
この悲劇をぜひご覧ください、私はNetflixの犬です。

あと予告編にも出てくるけどMIYAVIがめちゃカッコいいから。途中北村一輝に腹パンされて膝をつく場面があるんだけど、その膝のつき方すらもカッコいいから。見て欲しい。

セリフが早口な場面もあるし人名やら組の名前やらが多くなるので(ヤクザものはそういう傾向があるのかも)字幕付きで見ても良いなと思う。

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