【CSM.AI】新バージョン1.3が出てたので検証【ミニ記事】
以前検証した、画像一枚から3Dモデルを作成するCSM.AIに新バージョンが追加されていたので比較検証してみる。
◆画像一枚から、3Dモデルを生み出すAIサービス「CSM.AI」
◆CSM.AI
CSMAIの利用方法については以下の記事で詳しく説明しています。
◆前回の記事
以前、CSMAIを試した時は、クオリティ面で言えば悲しい結果に終わった。
今回、このCSM.AIに新しいバージョン「v1.3」がリリースされていたので、比較する。
生成方法については、バージョンアップ前と後で変更はなかった。
1.バージョン1.3でモデルを生成する。
前回と同じ元絵を使用。
モデルは「v1.2 Turbo」と「v1.3」が追加されている。
今回は「v1.3」を試す。
完成したv1.3モデルは・・・・
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↓
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惜しい。
共通して見える変化は以下の通り。
◆顔のテクスチャが非常に薄くなった。しかし、元の画像に忠実になった。
参考までに、前回作成したモデルを以下に載せる。
以下のモデルたちは、顔がv1.3と比べてはっきり描かれているものの、元の画像では閉じている口が、3Dモデルでは開いているという大きい違いがあった。
前verの顔の造形に関しては、似ている画像からテクスチャを引っ張ってきたというのが正直なところではないかと思う。
その点、v1.3は元の画像を読み込んだ結果生まれたものとして違和感のないものとなっている。
これだけ薄く印刷されてしまっていると、顔に関しては前verの方が良かったと言わざるを得ないが・・・
◆陰影が淡い
1の内容と同じといえば同じ。元の画像の色合いに近づいた上にノイズも大幅に削減されている。
◆脚がくっ付いてしまっている
1~3のモデルについて、胴体や洋服についてのポリゴンはv1.2以前と比べて精度が良いのに、なぜか脚や靴がくっ付いてしまっている。
脚がくっ付いた状態で動かすと以下のような状態になってしまうので、顔や服の出来が良くても絶対に採用できない。
よって、1~4のモデルで生成に成功したと言えるモデルは4のみだ。
v1.1~v1.2では、記事のモデルを生み出すために合計9回生成していたが、1度も脚がくっ付いたモデルが出力されることはなかった。
かなり大きい劣化点だ。安定感はv1.2ということだろうか。
ということで、唯一、脚がくっ付いていない4のモデルを採用してアニメーションさせてみる。
2.モデルを動かして、詳しく見てみる
エクスポートしたら、早速Mixamoでアニメーションを確認する。
ヌルヌル動くことが違和感に繋がる造形なので、エクスポート時のモーションのフレームレートを落とすべきかもしれない。
3.おまけ
余ったクレジットで投入してみた画像たちとその結果。
輪郭線はちゃんと黒で濃く描かないと認識されないということが多発しそうなv1.3であった。
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