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3ヶ月半海外一人旅〜ドイツ編

3ヶ月半の海外旅。
2023年の夏から、ヨーロッパを中心に周遊した。

まずはフランクフルトから。
深い意味があったわけではない。ヨーロッパの中では東京からのフライトが比較的安めの都市だったのだ。
今回はスペインに長く滞在したいという思いがあったが、最終的にスペインに滞在できれば入り口はどこでもよかった。
ドイツは以前にベルリンとミュンヘンに訪問したことがあるが、フランクフルトには行ったことがない。
ならば、とフランクフルト行きのフライトを予約。もちろん帰りはいつどこからになるかわからないので片道。

2023年7月31日。前回2019年の世界一周の時と同様、最寄り駅まで父親が車で送ってくれた。ハグをして、ありがとうといってきますを言って別れる。

フランクフルトへは台湾経由で向かう。台湾ではターミナル移動があったが、それがまさかの秒で終わったためとても暇だった。(今後の計画を立てろ)
ターミナル内をゆっくり散歩したりご飯食べたりするのがいいかもしれないというのが今回の学び。(今回は短時間なのに機内食がっつり出てきたのでお腹もいっぱいだった)

フランクフルト空港に着く。
電車の駅、改札なくてザルすぎる。
ダイレクトにプラットフォームまで行き、ホームでチケットを購入して宿の最寄り駅であるフランクフルト中央駅へ。一応抜き打ちチェックがあってチケットを持っていなかったら罰金らしいが、チェックもなく。

電車のチケット

駅に着くと、大雨。晴れ女なのにいきなりこんな土砂降りって…と思いつつ、初日は1人でゆっくり計画を立てるべく&長時間のフライトで身体もバキバキだと思い、敢えてホテルをとっていたので大人しくカッパを羽織って向かう。
100均のものだからかうまく羽織れないし長さ足りてないしダサい。早くも折り畳み傘を持ってくればよかったか、と思う。
今回カッパにした理由は、2019年の世界一周の時のメモに「カッパ>折り畳み傘」と書いてあったからだ。
その時の私を信じたが、いきなりの土砂降りには思わず困り顔になった。

フランクフルト中央駅

無事ホテルに着き荷物を預ける。
チェックインまで少し作業と、ざっと街並みを観光と、食料の調達もしようと外へ。路面電車が走っていた。

まだ天気も不安定だったので、まずはカフェを探す。
マークしておいたカフェの一つを覗くと、お客さんは誰もいない。店員らしきおじいちゃんが別のおじいちゃんと話していた。
コンセントもWi-Fiもなさそうだったけれど、なんだかおじいちゃんがかわいくて、ウェルカムな雰囲気だったのでここに決めた。
カフェラテください、と伝えた後、ふとレジに目線を落とすと「ONLY CASH」の文字が。しまった。着いたばかりでユーロに換金していない…「ごめんなさい、ここキャッシュだけですよね!手持ちがカードとドルと円しかなくて…下ろして戻ってきます!」と言うと「大丈夫、近くの銀行はあそこと、あとは駅の近くのあそことあそこにもあったと思う」と優しく教えてくれた。

教えてもらったところが見当たらず、駅近くの両替所に向かう。
駅の反対側に出て両替所までのマップを見ようとしていると、黒人女性にflix busの乗り場を聞かれた。
きた。またか。私はよく知らない人に話しかけられる。
目の前に明らかにローカルの民がいたのにも関わらず、なぜ私に聞いた?と思いつつ、「ごめんなさい、この辺詳しくないんだけど(マップを見つつ)きっとあの辺じゃないかなあ」と指し、ありがとう、と言われ別れた。

美味しそうだったけど食べなかった駅ナカのクロワッサン
わたし。
「触れてください」
海外スーパーの乳製品のオプションの多さにいつも感動する

両替を済ませ、スーパーの下見をしてカフェに戻る。店員が増えており、イタリア語が聞こえたのでみんなイタリア出身か聞いたら、イタリア人家族で経営しているカフェとのこと。オーダーをとって作ってくれたのはおじいちゃんの息子で、別のお客さんがくるまで息子と会話を楽しんだ。と、そこへおじいちゃんがスマホ片手に話しかけにきてくれた。何かを見せてくれるようだ。

このカフェにきた日本人ヴァイオリニストとセッションした動画。店の奥にあるピアノをおじいちゃんが弾き、その斜め後ろあたりで女性がヴァイオリンを弾いている。フランクフルトのオペラでも活躍している女性らしい。とても楽しそうに嬉しそうに動画を見せてくれた。

店内には立派なコーヒーの機械があり、「見たことある?日本にもある?」など話していると、フランス人の母と息子娘たちが入店。
私のドリンクを指して「あの人が飲んでるのは何」と聞いていた。日本にあんまりないカルチャーな気がする。
そしてフランス人母が「ここキャッシュかPayPalだけ?!なんでカード導入しないの?」って文句(質問?)をぶつけていてすげーと思った。最終的に議論というか世間話みたいになっていたんだから、店員の息子もすごいよね。

コーヒーの機械

雨は降ったり止んだりを繰り返しているが、改めて観光へ。

海外に行くと高確率で撮るシャボン玉の写真

教会や大聖堂に行くと護られている感覚になる。
観光客がいっぱい居る場所でリスクは高いはずだけど、ここには悪いことをするような人はいないような感覚になる。

ステンドグラスの精緻さと光によって変わる色合いが好き

歩いているとまじおっぱい、みたいな子沢山いるけどみんな見ないんか?ってなる。

フランクフルトは、中央駅からすぐのエリアでもドラッグをやっている人の集団やエロい店が多くて治安が良くない印象。結構おしっこの匂いするしまあまあホームレスもいると思う。ポリスが沢山いるストリートでは逮捕されている人もいた。

中央駅を目の前に構え、右手の囲いの手前と奥に
男女問わずドラッグを吸っている人々がいた
どこへ行っても公園が好き

途中で、歩きすぎて疲れて爆発しそうになっていた。
「日が暮れるのが9時だからあと4時間位あるけど疲れすぎて帰ったら寝ると思う。夜ご飯も食べたいけど多分疲れて寝ると思う。」とメモしていたくらい。

ホテルに戻り、チェックインして部屋に入る。
スマホの歩数計を見ると23,000歩を超えていた。
このまま寝ちゃいたいけど一人でゆっくり旅程をプランニングしたいからという理由でホテルにした意味…と思い、シャワーを浴びてから少し下調べをして寝た。

翌日はバスでベルギー・ブリュッセルへ向かう。

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