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石川県民がお勧めする北陸のオススメ②

前回はこちら

上記の記事を書いてから、実際にお取り寄せをしてくださった方がレポート記事を書いてくださいました。

こんな風に支援の輪がつながったこと、自分の発信をきっかけに地元北陸のために動いてくださる方がいらっしゃったことに嬉し涙が止まりませんでした。
応援企画を発足してくださったひよこ初心者様、そしてレポート記事を書いてくださった安倍忍様、北陸応援記事を書いてくださっている皆様本当にありがとうございます!


ということで、今回も北陸のおすすめ商品を紹介しようと思います!

地元民が最高と思っているものを知れーーーーーーーーーー!!!!


★山中塗


今回は伝統工芸品もご紹介しようと思います。
山中塗は、石川県加賀市の山中温泉を中心に作られ続けている漆器。山中塗の特徴はろくろを使用して木を削った木製の器を使用しており、木地師の方の工房見学や体験なども現地でできたりします。

また、山中塗は人工漆や加熱対応素材を使用した「食洗機、乾燥機、レンジOK」という現代に寄り添った新しい漆器の形を作り上げ、リーズナブルに普段使いの漆器という位置を確立しています。
螺鈿(貝細工)や蒔絵などはシールなど非金属を使用しているので食洗機やレンジOKという画期的な漆器が多いのです。
人気キャラクターや人気ブランドとのコラボ商品もたくさん生まれており、「漆器を買ってみたいけど、高級なものや普段使いしにくいものは…」と悩んでいる方にこそ山中塗をお勧めします!

漆器は木という生物から作られ、飾りには金属や貝などを使用するため食器洗い乾燥機やレンジの使用ができないものが多いです。
しかし、その分大事に手洗いすることで何十年、何百年と保つのが漆器のすごいところ。
高級な漆器は一度買ったら次の世代へと渡すことができる宝物になります。

そして、人工漆の漆器は本漆よりも普段使いできるぶん劣化もしますが、ガシガシ使えるオシャレな漆器を自分の一生のうちの何十年かを飾ってくれるのです。
小さなスプーン、かわいいマグカップ、おやつ用の小皿。
お弁当箱、お箸、カトラリー。
そしてちょっと奮発してピクニック用のお重なんかもありですね!
お家に一つ、山中塗をお迎えしてみませんか?

https://www.yama、nakashikki.com/


★福光屋 福みりん

日本酒・加賀鳶で有名な福光屋の本みりんをご紹介させてください。
こちら、先月石川に帰省した際に金沢駅あんと構内の酒店で購入したのですが、帰宅して煮物に使ったらビッっっっっっっっクリするほど美味しかったんです…。
いつものだしパック+お醤油という味付けに福みりんを足しただけで「料亭の味やんけ!!!!」と思わず叫んだほどでした。
みりんが変わるだけでこんなに料理って美味しくなるんですね…
業スーのみりんだって悪くないと思ってたんですが、今後私のみりん人生は福みりん一択になるしかないなと思いました。

そして私はお酒は飲めないのですが、加賀鳶も地元民大好きな日本酒なのでぜひお酒好きな方お取り寄せしてみてくださいね!


★マルガージェラート ジェラート

能登に本店を構えるマルガージェラートは、世界一にも輝いためちゃめちゃ美味しいジェラテリアです。
個人的にはTVチャンピオンのアイス職人選手権(だったと思う)で惜しくも2位になったのをリアルタイムで見ていた思い出深い地元のお店です。
能登の食材をふんだんに使用したジェラートは、新鮮でとにかく美味しい!
最近は意外といろんなところでカップ版を買えたりするのですが(大阪だと咲くやこの花館さんのショップで売っていて驚きました)、ぜひ能登応援&ちょっとした自分へのご褒美に買ってみてはいかがでしょうか?

https://malgagelato.stores.jp/

ちなみに金沢のせせらぎ通りにはまた別のおしゃれで美味しいジェラテリアがあるので、そちらもぜひ!
そちらのジェラテリアは本場イタリアらしいフレーバーが食べられます。
また、香林坊大和アトリオ地下1階の四十万谷本舗では漬物アイスを販売しているので、アイスが好きな方は食べ比べをしたりするのも楽しいですよ!


★のとワイン
私はお酒が飲めないと前述しましたが、昔はワイン1杯くらいは飲むことができました。
のとワイン蔵さんは、私の父方祖父母の家に行く道の途中にあります。
今回の地震でも被害を受け、その中でも無事だったワイン在庫を販売していらっしゃる状況のようです。
私はここのワインが大好きで、帰省するたびにお店に寄っていました。
コロナ前はなんと店頭でほとんどの種類のワインが瓶で置かれており、無料で好きなだけ試飲できるストロング天国スタイルだったため、車の運転をしない私と父と妹弟(運転は義母)は全種コンプしながら気に入ったものを買い漁っていました。
スッキリとしていて、ぬるめだと甘みがあり、冷やすとキリッと引き立つ白ワインが特に大好きです。
にじさんじ所属Vtuberの酒好き悪魔、でびでびでびる様も購入なさったありがたいワイン。
お酒好きな方はぜひお取り寄せ、またはお近くの酒屋さん・ワインセラーなどで手に取ってみてください!





さて、3月から石川県・富山県・福井県・新潟県を対象とした「北陸応援割」が開始します!
能登半島、能登地区、内灘方面などは復旧復興が行われており観光ができる状態とはまだまだいえません。

ですが、加賀から金沢にかけては問題なく観光ができます!

富山も、福井も、新潟も、来てくださることを待っています!


石川県は縦に長いです。
災害による被害が甚大で大変なのは能登地方、特に奥能登です。
しかし、金沢以南は地震の被害はあったものの、日常や観光をほぼ通常通り行える状態です。

能登は一次産業が盛んな地域です。
能登で生産されたものの多くは県内で使われ消費され、地域の方々の生活に結びついています。
そして、石川県は飲食、宿泊、観光といった観光産業で成り立っている県でもあります。
金沢や加賀、そして北陸全体では発災からで約2.6兆円の被害が出ると予測されており、1/5の時点ですでに約5億円以上もの被害が出ています。

ここで、改めてジモコロさんの熊本地震の際の記事をご紹介させてください。

熊本地震の際も、被害の少なかった地域・ほとんどなかった地域ですらキャンセルが相次ぎ、黒川温泉だけで一ヶ月で約10億円もの損失が出てしまいました。
これは地震という震災による物理的な被害ではありませんが、地震を要因とした大きな被害です。このように、震災は物理的な被害と経済的な被害が発生します。
経済的被害は国からの補助金だけではどうにもなりません。
たとえお店や施設にお客さんが来なくても3ヶ月耐えられる金額をもらったとしても、その3ヶ月をすぎて仕舞えばお客さんが来なければお店も施設も耐えられません。
そして飲食店、宿泊施設、観光施設、それらには必ず仕入業者や出入り業者があり、生産者の作ったものが使われ、観光客を運ぶ交通事業者がいます。

そして、そうした全ての仕事に就いているのは紛れもなく被災地に住む人々です。

「観光支援」とは、そこに住む全ての人々の生活を維持するための支援なのです。


旅行会社との癒着だの、国が金を出すべきだのとんだお門違いなんです。
国は被災した企業や打撃を受けた事業者へも支援金を億単位で出すことが決定していますし、観光客が旅先に落とすお金は落としたお店や施設に行きます。

これを読んでいるあなたが、観光地に行く時、人々が住んでいるだけの場所にはまず行かないでしょう。
観光スポットに行き入場料を払い、食べ歩きをしながら散策し、地元の美味しいご飯を食べ、お土産屋さんで散財する。
それが経済というものです。
そして、そうした場所で働いている人も、料理を作っている人も、その料理の材料を作っている人も、材料を販売している人も、卸している人も、クリーニングや清掃、警備、その他たくさんあなたが観光地で見ることのない縁の下の力持ちたちは全て経済的に繋がっています。

コロナ禍を乗り切って(※新型コロナは現在も流行中ではありますが)やっとこれからという時にこの震災。
コロナ禍を頑張って耐えられた事業者も、今回の震災の二次被害や風評被害で潰れてしまうところも出てきてしまいます。

地元が廃れて欲しくない。
大切な大好きな北陸に来てほしい。
来てくださること、買ってくださることが支援になります。

私が紹介したものじゃなくてもいい、なんなら「北陸にはこんなもの、場所があるんだ」と調べるだけでいい。
知ることで興味を持っていただけたら、いつかそれが北陸の力になると思っています。

復旧とは、今までの日常を取り戻すことです。
復興とは、今までの日常が当たり前になることです。
当たり前を取り戻すことを批判するのは、おかしいですよね。

物理的な復旧が急がれている地域と、経済的な復興支援が必要な地域が存在することはなんらおかしいことではありません。震災は常にそうした状況を生んで来ました。

北陸を知って、楽しんでください。
それが私たちの願いです。

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