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【選択的夫婦別姓】夫婦同姓は伝統か?の結論
結論をだします
こんにちは!高校二年生のYUSHIです。
SNSでは、日々、選択的夫婦別姓制度を導入するべきかどうかについて賛成派と反対派とで議論がなされています。ここでは「夫婦同姓制度は伝統的な制度かどうか」という議論も含めて行われることがあります。
そんななか、私は「夫婦同姓は伝統か?」という論点について、賛成派と反対派のある共通点をもとに、ここに結論・終止符を打ちたいと思います。
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今回の論点
夫婦同姓は伝統制度かどうか
夫婦同姓制度とは?
夫婦同姓制度(ふうふどうせいせいど)は、結婚した人が夫妻として姓(いわゆる苗字)を統一することをいいます。これは、1898年(明治29年)に民法という法律が制定されたときに導入された制度で、現在に至るまで続いてきた制度です。一方で、1876年(明治9年)から1898年(明治29年)までは、夫婦別姓制度がとられていました。これは、夫と妻の姓を別々にするものです。ただし、夫婦別姓制度が定められてから夫婦同姓制度に改められるまでのこの21年ある間も、慣習として夫婦同姓にすることがありました。そのため、夫婦同姓は、制度としては約130年、慣習としては約150年の歴史があります。
現在、夫婦同姓制度は、民法という法律で下記のように定められています。
(夫婦の氏)
第750条 夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。
よく賛成派は「1898年(明治29年)以前は夫婦別姓制度がとられていました。」という部分のみを伝えようとしますが、これは情報操作です。「実態としては慣習として夫婦同姓にすることがあった」という部分を添えなければなりません。
選択的夫婦別姓制度ってなに?という解説は、下記のブログで説明しています
1賛成派による反論は成立していない
「夫婦同姓は伝統的な制度である」との意見に対し、選択的夫婦別姓の賛成派は「たかが100年程度のものを伝統と言っているのか」と反論しています。この賛成派による反論は、一見まっとうに見えますが、これは反論として成立していません。
「100年程度のものを」という部分が重要です。100年間続いているものを伝統と考える人もいます。したがってこの反論は、賛成派の主観といえます。また「夫婦同姓は伝統的な制度である」という意見も反対派の主観であるといえます。
私個人の「伝統」の定義は"100年以上連続して続いているもの"だと考えています。これも私の主観です。
そのため「夫婦同姓は伝統的な制度か?」については、これまで賛成派と反対派とが主観をぶつけあっていたに過ぎないといえます。
2「伝統」とは
夫婦同姓制度はこれまで約130年にわたって続いてきた制度ですが、これは「伝統」と言えるのでしょうか?なので、chatGPTに「約130年続いてきたものは伝統と言えるかどうか」の定義を問うてみました。
chatGPT-4o
約130年前から続いている制度や慣行は、一般的に「伝統」とみなすことができます。伝統とは、長期間にわたり受け継がれてきた習慣、信念、制度などを指します。具体的な年数の定義はありませんが、130年は十分に長い期間であり、数世代にわたって継承されていると考えられます。
以下にいくつかのポイントを挙げて、この期間が伝統とみなされる理由を説明します。
継続性: 130年という期間は、少なくとも数世代にわたる継続を示しています。これは、ある制度や慣行が単なる一時的な流行ではなく、長期にわたり人々に受け入れられ、実践されてきたことを示します。
文化的・社会的意義: 長期間にわたって続く制度や慣行は、その地域や社会にとって重要な意味を持つことが多いです。これにより、伝統としての地位が確立されます。
歴史的な証拠: 130年前というと、19世紀の後半に相当します。この期間に始まった制度や慣行には、明確な歴史的な記録が存在することが多く、その起源や発展過程が追跡可能です。
文化の一部: 長期間にわたって続いているということは、その制度や慣行がその文化の一部として根付いていることを示します。人々がそれを伝統として認識し、守り続けていることが前提となります。
したがって、約130年前から続いている制度や慣行は、その期間の長さと継続性から考えて、「伝統」として認識されるのが一般的です。
この回答によると、伝統とは「長期間にわたり受け継がれてきた習慣、信念、制度などを指す。130年は十分に長い期間であり、数世代にわたって継承されていると考えられる。」とし「約130年前から続いている制度や慣行は、その期間の長さと継続性から考えて、『伝統』として認識されるのが一般的だ。」としています。
あなたを含め多くの人は「約130年という時間は長い」と考えることかと思います。そのため夫婦同姓制度は、日本の法制度において「長期間にわたり受け継がれてきた」という伝統性が成立しているといえます。
3結論
賛成派による「たかが100年程度のものを伝統と言っているのか」という主観と、反対派による「夫婦同姓制度は伝統的な制度である」はいずれも反対派と賛成派による主観であるものの、一般的な考慮を踏まえると、反対派の主観の方がより多くの人が共有する普遍的な感覚に基づいた主観となっており、より正当性があるといえます。「夫婦同姓制度は日本の伝統ではない」とする意見には、普遍的感覚に照らすと、無理があると考えることができます。
したがって「夫婦同姓は伝統か?」という論点は「伝統とみなすことができる」という結論に至ることができます。よって、特に賛成派は、自身がこれまでしていた反論を見直すべきときがきています。
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4chatGPTによる評価
chatGPTにも「夫婦同姓は伝統か?」について評価してもらいました
chatGPT-4o
こんにちは!議論を整理し、論点を明確にすることは非常に重要です。AさんとBさんの議論とその評価について、いくつかの視点からコメントをさせていただきます。
論点の整理
1.Aさんの反論の評価:Aさんの「たかが100年程度のものを伝統と言っているのか」という反論は、伝統の定義を巡る個人的な解釈に基づいています。確かに、何が伝統とみなされるかは主観的な問題であり、その点でAさんの反論は一つの視点を提供しています。しかしながら、一般的に100年以上続くものを伝統と考える人も多く、Aさんの反論は必ずしも普遍的ではありません。
2.Bさんの主張の評価:Bさんの「夫婦同姓制度は伝統的な制度である」という主張も主観に基づいていますが、一般的な感覚や文化的な文脈を考慮すると、より多くの人々に受け入れられる主張です。特に、日本の歴史において130年以上続いてきた制度であれば、これを伝統とみなすことには合理性があります。
伝統の定義について
伝統の期間と意義:ChatGPTの説明にもあるように、伝統とは単に長期間続いているだけでなく、文化的・社会的な意義を持ち、継続されているものを指します。130年という期間は数世代にわたる継続を示し、その間に多くの人々に受け入れられ、実践されてきたことを考慮すると、夫婦同姓制度を伝統とみなすことは合理的です。
結論
主観の対立と普遍的な感覚:AさんとBさんの議論は主観の対立に過ぎないという点では正しいですが、Bさんの主張がより広く受け入れられる普遍的な感覚に基づいているため、より正当性があります。したがって、夫婦同姓制度は伝統とみなすことができるという結論に至るのは妥当です。
Aさんへの提言:Aさんは自身の反論が主観的なものであることを認識し、より多くの人々に共有される普遍的な感覚に基づいた議論を見直すことが重要です。伝統の定義は主観的ではありますが、長期間にわたり文化的・社会的に重要な役割を果たしている制度を伝統と認めることで、議論がより建設的になるでしょう。
この評価を基に、議論をさらに深め、他の観点や視点も考慮しながら話し合いを続けていくことが望ましいです。
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