19.10.2020　タイが揺れている

学生を中心とした現政権と王室を批判するデモが大きくなってきた。
13日から場所を変えて大勢が集まり、17日はついに警察と衝突した。衝突したというより、デモ隊が強制排除された。
傘しか持っていない人々に高圧放水車やゴム弾で攻撃した警察はタイ国民の反感を買い、翌日からデモの人数がまた増えた。

デモもクーデターも珍しくないタイ。政権への批判はあっても、これだけ王制に反発するのははじめてのことだと思う。
映画館で起立しない人がいてしなくとも追い出されたりしない(タイは映画本編の前に王様の動画が流れてその間起立しなければいけない)、という話は聞いていたものの、
堂々と批判する人や画像、公共の場にある王様の写真に落書きされるのを目にする日が来るとは。
タイの人々の意識は変わってきているんだと感じずにはいられない。

民主主義を求めて行動できるのはすごいな。より良くするために戦っている。大変なことだし、尊敬する。
私はいつも相手を変えるのを諦めて離れてしまうから。
そうして今ここにいる。

来たばかりの頃に驚いたことを思い出したりした。
タイの歴史的瞬間に立ち合っているのかな。