おこめちっくタイランド⑪

ママは本当に料理上手で、ママの作るものは何だって美味しかった。
日本料理と全然違うタイ料理なら比べようがないのだけど、卵焼きのような自分でも作る料理だとその違いがはっきりとわかって驚く。
なんだこれは。私の知ってる卵焼きじゃない。
こんなにジューシーでごはんのすすむ卵焼き食べたことない！
息子さん１のがっつきようがまたことさらすごくて、これは是非ともマスターしたい！一体どうやったらこんな卵焼きを作れるんだろう？
と、ママにレシピ伝授を懇願。

タイの一般的な家庭やお店だとオイスターソースを使うことが多いと思う。
それはそれで美味しいです。
ママは、オイスターソースじゃなくてマッシュルームソースを使うのと言って溶き卵にソースをドボドボとぶち込んだ。
あれ以来愛用するようになったマッシュルームソースは、サラサラの液体タイプとどろっとしたソースと二種類あって、そのどろっとした方。日本でいう中華味の素みたいな味がする。
このソースはほんと優秀で、これとナンプラーがあれば誰でも美味しいタイ風野菜炒めなんかも作れると思う。

入れるソースの量にもシビレたけど、その後見たサラダ油の量も衝撃だった。
大匙５－６杯分くらいか、もっとかもしれない。
そんなに大量の油をフライパンにひいたことがなかったので、焼くと言うよりほぼ揚げ物では！？と思った。
ジューシーにもなるはずだ。カロリーもすごそう。
出来上がったてっかてかの卵焼きは、文句なしに美味しかった。

早速真似して作ってみたけど、油の量を真似するのは気がひけて大匙一杯ぐらいにしてしまい、見事にぱっさぱさの卵焼きが出来上がり、違う。これじゃない！！と悔しい思いを経て、今や大量の油を投入できるようになりました。
マッシュルームソースに隠し味でちょっと醤油を入れるマイレシピにまで成長し、タイ人にも大好評を得た私の卵焼き。

息子さん１が太るのにも一役買ってしまった気がしないでもないけど…木の精ということに。。

卵焼きと同じように衝撃だったのがチャーハンとおかゆです。
ライムを絞って食べるチャーハンも、フライドガーリックやショウガの入ったおかゆにナンプラーや唐辛子をかけて食べるのもめちゃくちゃ美味しい。
その国によって作り方や味が違うのおもしろい。

なんでも豪快にぶち込むタイ料理ばかり食べていると多分健康とは縁遠くなってしまうんだけど、私は「ストレスフリーが一番の健康法」の信者なのでほぼ毎日タイ料理。
タイで美味しいものを食べてる時、タイに来て良かったなぁ、と心底思う。
病気怖いなぁ…(え？

つづく。

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