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幸せな人生とは【教育のそもそもの目的を考えてみる】#575

おはようございます。(2747字)

5/24 日中に予定が詰まっていてドタバタとすぎる一日はある意味幸せなのかもって感じます。それは社会のどこかで自分が必要とされているということであり、そういう自分に価値を感じるからかもしれません。(だけど、そんな自分でなくても受け入れるという感覚も大事) おこめさんです。


幸せってなんだろう?


この問いは古くは古代ギリシャ時代から人々が求めてきたものであるそうです。

長い年月をかけて少しずつ幸福というものの形ははっきりとしたものになりつつあります。
(もちろん時代とともにその捉え方も変わってきた)

現代には、幸福学 という学問まで誕生し、幸福とは何か、どうすれば幸福度を図れるか、どうすればそれを上げられるか、日夜研究が進んでいます。


今日は幸福な人生とは何か という問いに対して、幸福学の知見からわかることを言語化していきます。


参考

99.9%は幸せの素人
デンマーク幸福研究所が教える幸せの定義


おこめさん→10年の公立中学校勤務を経て独立。公立学校を外側から支えるために、オンライン塾を設立・運営。子ども~大人までを対象としたライフビジョンコーチとしても活動。半年の育休を取得した朝活大好き2児のパパ


▼そもそも幸せとは何か

幸せとは、もともと物事の巡り合わせが良いこと、楽しいこと、という意味。しかし次第に「しあわせ」は人間の気持ちを指すことになり、今では「幸福」と似た意味で使われます。
現代で言う幸せとは、不平や不満がなく、満ち足りている様子を指します。健康状態やお金、結婚しているかどうかに関係なく、毎日楽しく過ごしていれば幸福な状態だと言えるでしょう。


また幸せを表す言葉としてWell-beingを耳にすることもあるかと思います。

このWell-beingを直訳すると「よく在ること」となります。

ただし、この在るという状態は一過性のものではなく、持続性が重要という考え方も含まれています。
(一過性の幸福感はハピネスという言葉があてられます)


これらはポジティブ心理学で定義されている

幸せ=持続的に良い状態になること

に集約されています。


では、この持続的に良い状態になる ためには何が必要なのでしょうか


ここではポジティブ心理学の父と呼ばれる セリグマンが提唱したPERMAという理論を紹介します。

P:Positive emotion「ポジティブ感情」
「喜び」「感謝」「安らぎ」「愉快」「愛」「希望」のポジティブな感情をもつこと

E:Engagement「エンゲージメント」
没頭、没入できる体験をすること

R:Relationship「人間関係」
特に家族などの親密な人たちとの関係を大切にすること

M:Meaning「人生における意味や意義ある活動」
人生に意味や意義、目的を見出して行動すること

A:Accomplishment (Achievement)「達成、完遂、マスター」
最初は達成(Achievement)の意味だけが取り上げられていましたが、近年では何かを習得し向上させることも加味され、このキーワードが使われています。


これらを見ると、たしかに幸せという状態を維持するためには、これらが必要であるというのに共感できる気がします。


▼幸せを測定する質問

次の項目にあてはまる今の状態にもっとも近い番号を答えていくというものです。(1全くあてはまらない 6非常によくあてはまる)

ポジティブ感情
①活気のある
②ワクワクした
③気合の入った
④きっぱりとした
⑤機敏な
⑥誇らしい
⑦強気な
⑧熱狂した
→合計  点
日本人の平均 24.37

ネガティブ感情
①いらだった
②苦悩した
③ピリピリした
④ビクビクした
⑤恥じた
⑥うろたえた
⑦心配した
⑧おびえた
→合計 点
日本人の平均 21.69

人生満足度
①ほとんどの面で、私の人生は私の理想に近い
②私の人生は、とても素晴らしい状態だ
③私は自分の人生に満足している
④私はこれまで、自分の人生に求める大切なものを得てきた
⑤もう一度人生をやり直せるとしても、ほとんど何も変えないだろう
→合計 点
日本人の平均 18.9


このような質問から現時点での自分の幸福度を可視化することができるそうです。
(これらの質問項目については様々な機関から出されていますが、そのどれもがある程度共通した内容を聞いていて、それらに優劣はないような気がしました)

▼幸せは自分がどう感じるか

この質問からもわかるように、幸せを数値化する試みも

結局は自分が自分をどう捉えているか という

自己認識によるもの ということです。

まわりがどう見るかという客観的な視点よりも

自分が自分をどう捉えるかという主観的なもの


そう考えると、

幸せな人生を求めるためには

自分をどう認識するか が大事ということにもなります。


例えば人生満足度の指標でいくと

私の人生は私の理想に近い

の質問に 満点の6 と答えるためには

自分の理想とは何か を認識できている必要があります。


もう少し具体的にいうと、人生の多くの時間を占める 仕事 に対して 何が理想的なのかを認識していることが大事になってきます。


そのためには自分の強みは何で、自分の好きは何で、自分の大事にしている価値観は何か(社会に貢献できるか お金を稼げた方がいいか など指標を含む)

についてある程度認識しておく必要もあると思うのです。


▼幸せになりたい

と誰もが思うと思うし、みんなそれがいいものだって思っているはずなのに、

誰も幸せというものについては教えてくれません。

そしてそのために必要な 自己認識 の時間もとられません。

幸福の追求は 個人に任せられています。


だけど、本当は 子どものうちから

様々な経験をさせた上で 

どんなときに嬉しいって感じるんだろう?
何が自分の得意なんだろう?
何が自分の大事にしている信念だろう?

そんなことを考える時間や機会があったらいいのになって思います。


▼人生の目的に直接的にアプローチしたい

勉強や成績というものも幸せの実現のための一つの手段ではありますが、

それらについては世の中にすでにたくさんある塾が担えていると思っています。(もちろん学校もその一つ)

だからこそおはこやでは、まだあまり世の中でされていない 
視野を広げる、自己探究を進める 

というところに価値をおいていきたいと思うのです。


これからも たくさんの人との出会い、たくさんの価値観との出会いを大切にしながら、それぞれの子どもたちが自分というものを探究していける活動を続けていきます。


今日もここまで読んでくださってありがとうございました。


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