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家族 かぞく 禍族

 家族の話。
 チームACのメンバー、桶狭間です。
 
 母は私が20代の頃に父と離婚しましたが、離婚後、夫からうけてた理不尽な仕打ちをあれこれと私にぶちまけました。
 嫉妬が強くて母を家から出さなかったとか、結婚当初暴力振るったことがあるとか、一千万からの借金があったとか、短気で喧嘩っ早かったとかそれで転職ばっかりしてたとか給料は俺の金だと言い放ってたとか。(それを言うなら家族を持つなよ)

 いやー、父、思ったより悪い人間だなー。私よくグレもせずここまで来たな。グレてたほうが良かった気もするが。

 子供の頃、父は仕事であんまり居なかったし、父がいないところ(母の実家)で生まれた私のことは好きじゃなかったみたいなんで、父に関する思い出が少ない。そのためかそんなに悪い印象ないっていうか、存在感薄かったんですな。でも家庭内のことの決定権は父に有った。
 

 しかし、そんなヤバイ父と20年以上一緒にいた母だって充分ヤバいんじゃない?

 そのヤバイ二人に育てられた子供だってヤバイんじゃない?
 

 って言うことに先日ようやく気付いたんですよ。
 私はその家庭で搾取される子供として育って、生きづらい毎日を送っております。

 このヤバみあふれる家族のなかで自分がうまく生きられない時、家族も実はうまく生きてるわけではないのではないのかもしれないなと思えてきた。

 彼らはその生きられない部分を、例えばその家庭で一番弱い子に背負わせてるだけ。うまく生きてるように見えるかもしれないけど、天秤が加害に振れてるか被害に振れてるかの違いなのかなって。

 被害を受けてる側からしたら、人に加害しておいて楽しそうに暮らしてる家族を羨ましいと、普通に生きてると感じるかもしれないけど、じゃあそういう生き方をしたいか?って聞いたらYESとは言わないのではないかしら。
 私はNOでござんす。

 普通に生きたいという気持ちが当然のことだなって思いつつも、自分のいる環境が普通じゃないってことはなかなか頭にしみこんでいかない。そういう事実があることと、それが自分のことだって認識することの間に壁があった。これって、認めると悲しみに心がつぶされそうで怖かったせいかもしれないな。
 それで、状況を受け入れて加害家庭から脱出を試みるのがかなり遅くなってしまった。
 家族は大事!って刷り込みがまたそれを邪魔してきたなーって。


 こちらを散々酷い目に遭わせてきた相手が、今更お互いを思いやるような暮らしに路線変更できるか?急に心入れ替えて助け合って生きようなんて考えるか?
 いま便利な生活してるのに、急に不便になるのを受け入れるか?
 
 今まで誰かに面倒を押し付けてたのに、急にそれを自分でやりだすか?
 

 いやー、無理でしょ!
 爆弾付きの首輪でもかけて脅さないと無理でしょ!もしくは脳内の回路どっかつなぎなおさないと。
 
 爆弾付きの首輪が手に入らないなら、もうそういう人たちと離れるしか自分を助ける方法はない。
 一人で生きるために必要なスキルっていうのもあるけど、今はネットもあるしカウンセリング、心療内科などのサポートも増えたし。
 

 早く気づければそれだけ自分のために遣える時間が増えます。
 家族に違和感を感じてる人は是非早めに逃げる準備だけでもしてほしいと思います(貯金とか)。本当に脱出しなくて済んだならそれでいいし、準備出来てればいざっていう時に秒で実行できるようになるので!

 このことを中学生の頃の自分に100万回くらい言い聞かせたい。
 

保護猫のお世話をしつつ夢の話を書いたり日々のあれこれを書いたり打ちひしがれたりやる気になったりしております。やる気はよく枯渇するので多めに持ってる人少しください。