見出し画像

大雪山・赤岳

日程:2005年9月25日
メンバー:単独

紅葉フリークになってしまったのか、また今日も大雪山へ。今日は銀泉台から赤岳(2,078m)へ。

赤岳は高山植物の山かと思っていましたら、その名の通り赤い山。
なんとしても「焼え~」が観たい!
初めての紅葉登山なのに、無計画にも突如の山行でして、シャトルバスに乗り込んだのは8時30分。
(レイクサイド駐車場~銀泉台 片道運賃400円)

銀泉台の道路は、大雪山横断道路工事の遺物。旭岳麓までお鉢平や裾合平を縦貫する予定だったのですが、1967年に工事が自然保護の観点から中止され現在に至る、標高1,517mの大雪山登山口の地です。
銀泉台の名前の由来は、有名な層雲峡・「銀河の滝」の源(泉)という意味らしいです。 

9時15分(遅いですよね…)登山口発。
天候晴れ、気温10℃。
林道のような径をゆくと、やがて登山道になってゆきます。
30分もしないで第一花園の手前から「焼え~」の山肌が見えてきました!
ナキウサギも鳴いています。きっと冬越しの準備に忙しいのでしょうね。

第一花園手前から望む

チングルマが綿毛となっている第二花園を過ぎ、奥の平へ。
初夏には雪渓が融けた後から次々と高山植物たちが咲き乱れる天上の楽園です。
今はウラジロナナカマドの赤、ダケカンバの黄、ハイマツの濃緑、万年雪の白、砂礫の灰色のコントラストが美しいです。

コマ草平を過ぎる頃から、身近に紅葉の木々が楽しめてきます。
ついに「焼え~」!
こんなに焼えちゃっていいのン?

色づくウラジロナナカマド

頂上まで最後の苦しい登りが見えます。パークボランティアの方が数名常駐しています。 

一歩ずつ登ってゆきます。冠雪後のせいか融けてグチャグチャの径です。
頂上は風が強い様子とのこと。

頂上付近には新雪もあり、小さな"ゆきだるま"を作っている家族連れのお子さんもいました。
(この日に出会った最年少君は、ナント5才!)

頂上到着11時。
1時間45分の登りだったわけです。一般タイムが2時間ですから"良し"としますね。
頂上からは烏帽子岳、白雲岳など表大雪が望めましたが、なんとも寂しい光景。冬直前の暗い様相です。
これから来年の6月まで人を寄せ付けない想像を絶する冬山の世界になるのですよね・・・。

すでに新雪が…
白雲岳を望んで

今日は長袖ラガーシャツを着てきましたが、それでも寒いです。ゴアテックス雨具を上に着こみます。
30分程、登山者さんたちが記念写真を撮り合う賑やかな山頂にたたずみ、11時30分、下山開始。
下山途中、顔面から転倒…
メガネを壊すという大失態…
何とか裸眼で、12時45分、登山口着。


やはり、赤岳は素晴らしい「燃え~」でした。
久しぶりの単独登山でしたが、登山客が多すぎて賑やかで、さらに渋滞と、全く寂しくもありませんでした。
赤岳は、初夏の高山植物も良いですが、紅葉も素晴らしいですね。

帰路は度付きサングラスで帰りました…

紅葉の光と影

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?