GODMIBAKO2
GODMIBAKOの感情
おそらく、GODMIBAKOに感情はない。しかし僕はついGODMIBAKOに感情を当ててしまう。それは僕の主観でありエゴであるが、日本人的なアニミズムのようなものかもしれない。
容量にお構いなしにゴミを捨て続ければ溢れかえる。どさくさに紛れて専門外のゴミも捨てられていたりもする。一方で管理者が管理のために張り紙や固定などの手を加えることもある。雨風や何らかの衝突で倒したり、倒れているのを誰かが直したりもするだろう。捨てる人、管理する人、通りすがる人、皆何らかの形でGOMIBAKOと関わりを持っているはずである。そしてGODMIBAKOは僕ら人間のそうした行いの影響を、良し悪しなくただ受け入れ、常に姿を変えるのである。
故に僕はGODMIBAKOに人間的な感情を当ててしまうのだろう。過度なストレスで狂っているとか、可笑しな格好をさせられているとか、笑っているとか。GODMIBAKOはとても人間みたいなのである。
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