妖怪に何か用かい?

画像1

駄洒落です。オヤジギャグです^^;

今日9月26日は小泉八雲忌。

小泉八雲という名を初めて知ったのは、こよなく尊敬し愛してやまない歌って踊れる噺家?のさだまさし様のコンサートで。

さだまさし様が小泉八雲の「日本人の微笑み」という文章を紹介して下さり、それを聞いて、全文読みたい!と思って、文庫本を買ったのがきっかけです。

小泉八雲、ラフカディオ・ハーン。明治に日本に来て、日本の生活に溶け込む中、日本の文化、芸術、伝統に魅了され、民間に伝わる昔話などを収集したり、研究したり、それがのちに日本論・日本人論として注目されるようになったわけですが、怪談を多く集め、文章として残した(英語にした)ということで有名かと思います。

昔から怖い話や怪談が好きな私にとっても、この小泉八雲から出た物語を、だいぶ夢中に読みました。

このコロナ禍で、注目を浴びている妖怪といえば、「アマビエ」。

最初、私は「アマビコ」なら知っているけど、「アマビエ」という妖怪がいるんだ・・・と思っていたら、とある団体が中国語学習者・中国研究者・日本国内の中国人の日本語学習者向けに送っている雑誌の記事に、

アマビエはアマビコの「コ」の誤表記か?

という記述を見つけて、やっぱりそうなんだ!と周りに話したら、

「そんなこと、アマビエが流行り出した当初から言われていたよ」

と笑われてしまった。

ちなみに日本の神様にしろ妖怪にしろ、それぞれに「名前」がついたのは、中国から文字(漢字)が来たこと、仏教が伝来したことが大きな影響を与えたと言われています。とりわけ仏教によって日本における神様の個性化が始まった・・・なんていう研究者もいます。これはこれで面白い。

文字(漢字)も仏教も一つの時期にすべてが日本に伝わったわけではなく、日本と中国の長い交流の歴史の中で、伝来時期の相違があります。とくに漢字の読みについては音読みが漢音、呉音、宋音などと複数あるのが、いわば伝来時期の相違を表しているわけですが、それによって、同じ神様・妖怪なのに、名前の読み方などが変わるし、また地域の方言などの影響で異なる名前になったりすることもあるのでしょう。

「アマビエ」も単なる誤表記ではなく、何かしらの伝来か地域かの相違によるものかもしれませんね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?