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地域住民が口コミで飲食店を支援。ご近所SNS「マチマチ」に、デリバリー・テイクアウト登録機能が追加

ご近所SNS「マチマチ」は2020年4月、住民同士で近所のテイクアウト・デリバリー可能な飲食店の情報交換ができる機能の提供を開始した。新型コロナウイルスによる影響が出ている飲食店を支援することが目的という。

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▲「お店・施設」内でのテイクアウト、デリバリー対応店の表示例

マチマチは、近隣のお店やイベントの情報交換、子育てなど地域の困りごとを投稿可能な住民同士の助け合いを目的としたSNSだ。

FacebookやTwitterなどと異なり、「地域住民の情報交換」に特化したサービスであることが特徴となっている。2020年4月時点で、全国で月間200万人が利用。利用登録後、スマートフォンやPC上で近隣住民同士の交流、地元の商業施設や保育園・幼稚園などの情報を検索することが可能となる。

今回提供した機能では、検索カテゴリの「お店・施設」内に「テイクアウト・持ち帰り」「デリバリー・出前・宅配」を追加。近所でテイクアウトやデリバリーに対応するお店の場所や、営業時間などの情報を検索できる。

新しくテイクアウト・デリバリー対応を開始したお店は、利用ユーザーであれば情報を登録できる。クチコミ情報も投稿でき、同社によると住民から地元飲食店への多くの応援投稿がすでに寄せられているという。

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▲「お店・施設」内でのテイクアウト、デリバリー対応店の情報例

また、2019年10月に同サービスにて開設された「災害情報共有コミュニティ」では、新型コロナウイルスの影響による生活必需品の入手や休校中の子どものストレスケアなどの困りごとを投稿すると、同様の悩みを抱える住民の知恵や工夫を教えてもらうことができるとしている。

子どもの世話やおむつの譲渡など自分のできることを投稿すると、それを必要とする住民とつながることも可能だ。対面でのコミュニケーションが制限される中、近隣住民同士の助け合いの場として活用されていくだろう。

※アイキャッチはイメージ画像となっています。

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(執筆:金田みほ、編集:庄司智昭)

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