ch.6:人物試験(面接)対策、面接カードに何書く問題。~独学で国家総合職【政治・国際・人文区分】受験・合格記~


・人物試験(面接)対策(4/17~)

・面接カードって何書くの?

 人事院面接は、面接カードを元に行われるため、まずは面接カード(いわゆるES)を書かなくてはいけません。問題は何を書くかですが、民間就活をサボっていた私には何のスキルも無かったので以下の書籍を参考にしました(略称)。

 ・現職人事が書いた「面接試験・官庁訪問」の本

 本当は同じ著者さんが書いた「自己PR・志望動機・提出書類の本」の方も参考にしたかったのですが、何せ時間がないためAmazonで頼むことも出来ず、とりあえず近場の書店で入手できた上記書籍を参考にしました。

 数多くの方が同書籍を推されていることがこの本の有効性の証左に他ならないわけですが、とりあえずこの本を読めば何をどうすればいいか大体は分かります。
 私がここでごちゃごちゃ書くよりこの本を読んでもらった方が話が早いと思います。

 とにかく、大事なのは「これまでに取り組んだ活動や経験」の欄に、いかに自分を表現できるエピソードを持ってくるのかというところにある、と理解しました。
 別に、全国大会に出たとか、組織のトップを務めたとかエピソード自体のインパクトは重要ではなく(と言い切っていいのかわからないので、「第一要素ではない気がする」程度にしておきます)、エピソードを通じてそこで何をし、何を得たのかを伝えられることが重要なんだと思います。

 そして、「志望動機」には「これまでの経験や長所を踏まえ」という文言があるので、理想としては
 ・「これまでの経験」の欄で自分の長所をアピールする
  →志望動機の欄で、「○○という長所を生かして~な貢献ができる」と示す

 なのかなと思っています(正解は分からん)。

・面接カード(私の場合・記入例)

 最終的に面接カードは以下のようになりました。「これまでの経験」はそれぞれ100文字程度、「志望動機」は170文字程度でした。多分これが上限です。それ以上詰めて小さい字で書くと、老眼の面接官へのダイレクトアタックになってしまう可能性が高いと思います。

【これまでに取り組んだ活動や経験】
①学業や職務において
 →ゼミで論文書いた。そこで取りまとめ的な役目した。情報収集力って大事なんやなって気付いた。

➁社会的活動や学生生活
 →高校部活頑張った。強くなるために他校の人とかとも協力して試行錯誤しました。

③日常生活その他
 (諸事情あって非公開。とりあえず、大学の時に1人で大きな挑戦をしたことを書いた。)

【志望動機】
 日本は人口が減っていくから、長期的には個人の生産性を上げて行けるような教育が大事だと思う。科学的思考力や情報収集力を活かして正確な政策立案をすることで貢献できると思う。

【志望官庁】
 文科省、その他防衛省等

 構想としては、①で情報収集力と取りまとめ力、➁で科学的思考力とコミュ力、③で実行力(と問題解決力)をアピールし、志望動機につなげるという感じで書きました。

 志望動機は志望官庁と完全に結びつけて書く人もいれば、純粋に「国家公務員総合職」への志望動機・貢献を書く人もいるそう(ネット情報)なので、私はその中間を行きました。
 問題意識(志望動機)には文部科学省的な要素を出しつつ、貢献の面では国総全般に言えることを書きました。

※これは私の記入例に過ぎません。全くを以て「模範記入例」ではないので「こんな奴もいたんやな」程度にしておくのが吉でしょう。

・想定問答

 面接カードを書いたら、想定問答を作っていきます。これも前述の書籍にいろいろと書いてあるので、それを参考にしましょう(丸投げ)。

 おそらく、国総の一次を通過するような聡明な方々は、想定問答を作っているうちにその文章を覚えてしまうと思います。
 でも、だからこそ難しいのは面接で「覚えた文を暗唱しているだけ」感を出さないことなのかなという気がします。
 (私は本番ではかなりスピーチのような感じになってしまったので、反省しています。)

 どんな問いかけが来たら何を答えるか、その大枠だけを決めておいて、詳細な文までは決めず、面接のライブ感・会話感を作り出すのがいいのかなという気がします。
 これも書籍に書いてありますが、「面接は会話であってスピーチではない」のです。

 不安になって対策すればするほどライブ感を出すのが難しくなってしまうため、あえてここに書かせていただきました。

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