【W杯一言戦評】決勝ラウンドまとめ②〈ベスト8ーベスト4〉
①ウルグアイ✖フランス
「サイドのナンデスvsエルナンデスは別としてゴール前のスアレスvs"ウム手ィ手ィ"にグリーズマンvsゴディン&ヒメネスは互いに心を鬼にしての同僚マッチアップ。二枚カンバンについたキズにもユルガナイウルグアイは守備も攻撃への早い切り替えも早めに切った二枚替えの采配までアグレッシブに戦ったが、仏の顔は一度も見せずユニは白でもフルボディのワインのように重く濃厚な体当たりで呑み込んだフランスに"軍杯"」
②ブラジル✖ベルギー
「こちらも試合を通してやり合ったネイマールvsムニエを筆頭にジェズスvsコンパニとフェルナンジーニョvsデブルイネに加えてチェルシー・バルサ勢もいた同僚対決三昧。①・②はどちらもセットプレーとプレースキッカーによる強烈なミドルで決着したが、このレベルの戦いになると決定機が双方にあれば結果は紙一重。普段から勝負の厳しさを分かち合っていればこそ、"立つカナリアは跡を濁さず"試合後には見るも穏やかな抱擁」
③スウェーデン✖イングランド
「コロンビアとブラジルが去ったW杯で残された黄色い軍団の築く"ヴァルハラ"の城壁と"北欧myth神話"は先制点を取られてあえなく崩壊。GLで吹き荒れた"ハリケイン"旋風がロシアを離れて日本に上陸して猛威を振るっている模様がよくわかるNHKの中継画面。『避難しているサッカーファンがきっとW杯を観れてますように』が今年の七夕の願い事」
④ロシア✖クロアチア
「前のラウンドで120分プレーした両軍は後半から徐々に動きが落ち、延長突入でもはや限界に達した体力で死力を尽くす。『どちらが勝っても次戦で選手生命にかかわるケガをしませんように』が2つ目の願い事。ラッキー・ボーイの"チェリー・ゴール"がまた早すぎたのか、最後はスモロフとマリオ・フェルナンデスが"ロシアン・ルーレット"で自爆決着」
⑤フランス✖ベルギー
「決勝進出をかけた一戦は、誰得かといえば俺得でしかない"隣国対決"。ヒトラーならぬレーブの率いる独軍はいないが対岸から英国が睨みをきかす様相たるや、ちょうど映画になった21世紀版〈ダンケルクの戦い〉。"ダイナモ"はマテュイディ。パンチのきいたチョコ・ワッフルとフルボディな"青ワイン"の濃厚なマリアージュは"ウム手ィ手ィ"が手ではなく頭を振ってお会計。吉田麻也とネイマールを抱きしめてきたアンリは盟友デシャンと抱擁」
⑥クロアチア✖イングランド
「モドリッチの戻りが遅れてデレ・アリを後ろからトリップさせてのトリッピアーから試合ははじまり、後半15分で時間稼ぎをはじめてつけ入るスキをみせた"スリー・ライオンズ"は準決勝という慣れない舞台では借りてきた猫。サウスゲイト監督は見るも無策で攻め手を作れない上に"南門"どころか自陣正門も開けっ放し。ちなみにクロアチア代表の愛称はまさにそのまま夏場の3連続延長戦もものともしない"炎の男"たち」
「サ」ポートに「シ」ェアと「ス」キ…『「セ」ンスが爆発してますね』という「ソ」ウルフルなリアクションまでお褒めの"サシスセソ"ください!