堕落が許される職場に甘んじている。

社会人になり半年以上経った。苦しくないわけではなく、それなりに叱られそれなりの仕事をし、それなりに頑張っている。ただ、そのどれもが「それなり」の域を出ない。大きく心を動かされることもないし、そこに達成感のようなものはない。

YouTubeの広告や電車の広告に出てくるような自己啓発系の人たちのように、毎日にドキドキがあって、全力で生きれたらどれだけ良いだろう。最近はそんなことばかり考えている。

自分が何か失態を犯しても、ある程度自分の仕事のクオリティが低くても、全部他の誰かがなんとかしてくれる。人手不足と言われて久しい世の中で、俺のいる環境は恵まれている。その恩恵を享受する側から与える側にならなければいけないことはよくわかっている。

わかってはいても、それは俺の焦燥を掻き立てる要因にはならない。来年の夏までは実家暮らしが確定していて生活にも困ってない。欲しいものはだいたい学生時代に揃えてしまった。いいなと思う服はハイブランドでなければ安く手に入る時代だし、サブスクとYouTubeが充実し過ぎている。

このまま誰かの言いなりになって仕事をして、それには釣り合わないようなまあまあの手取りをもらって過ごすことも悪くはない。ただ、それの何が面白い?面白くないことがわかっていても、わざわざ三食食えなくなるリスクを発生させてまでしたいことなんて、今の、というより今までの俺にはなかった。そして多分、これからもそうだ。

忘れかけた頃に同じ失敗をする。昨日のことも覚えていないほど惰性で働いている。何か変えたいけど変えられないことと、変えられるのに変えたくないから何もしないこと。この間にある壁は大きい。

そして俺はそれを超える術とやる気をを失っている。見返したいという反骨心、やりたいことをやって人に見せたいという自己顕示欲、より多い給与を求めるシンプルな欲望…どこかそういう人間らしさを失ってしまっている自分に嫌気がさしている、そんな近況を吐き出してみたっていうノートでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?