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支援事例「ビストロ開業 不安が多い」

令和 6 年 6 月 30 日 沖縄タイムス経済面掲載

地元客の認知向上図る

 ◆ 企業名 ビストロ木影
 ◆ 業 種 飲食店(レストラン)
 ◆ 所在地 石垣市
 ◆ 資本金 非公表
 ◆ 創 業 1年
 ◆ 従業員 非公表

【相談】
 憧れの石垣島に移住から10年。東京での経験を生かして、念願であったフランス料理のビストロを始めたいが、自分の店として初めての開業で不安な事が多い。課題を整理し確認するため相談したい。

【回答】
 今年3月15日に石垣島でオープンしたばかりの「ビストロ木影」はフランス料理をベースにした洋食ビストロ。オーナーは愛知県出身で元ホテルシェフの影山憲夫さんとゆうさんご夫婦。開業に向けて不安も多く悩んでいる影山さんたちが、訪れた沖縄銀行八重山支店の担当者から、事業の相談に乗るよろず支援拠点を紹介され相談に来られた。
 集客方法やメニューの内容について相談したいとのことだったが、まずはお店を始めるきっかけや、その思いを詳しくお聞きした。ご夫婦は昔から石垣島に住みたいと考え、10年前に念願の移住を果たした。自身の経験を生かしホテルで洋食のシェフとして働いていたが、いずれは自分でお店を持ちたいと思っていた。
 そんな折、知人の経営していたお店を引き継ぐチャンスが訪れ、念願の自分のお店を開業することになった。東京のフレンチレストランでの経験を生かしてフレンチを主体に、素材にもこだわった自信のあるメニュー構成を考えていた。準備を進める中で、初めての開業にいろいろと不安も抱えていた。
 お話をうかがい、あらためて提案したのはお客さまの来店から食事に至るまでの過程を整理してみることである。まずはターゲットとなる地元ファミリー層にお店を知ってもらうための店頭の看板や素材やメニューのこだわりを紹介するSNSへの投稿などである。

ビストロ木影

 アドバイスを受け、地元の方々が来店しやすいことを意識しながらいろいろな取り組みを行ったことで、近隣のファミリー層が夕食に訪れることが多くなった。今は、身体に優しい料理を丁寧に提供する店として、来店客の口コミで人から人へつながる「町の洋食屋さん」を目指している。これからもお店のさまざまな課題の相談に対応していきたい。問い合わせはビストロ木影、電話0980(87)8323。
(県よろず支援拠点石垣島サテライトコーディネーター・池淵功寛)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12753836.html

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