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支援事例「だし汁専門キッチンカーを始めたい」

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令和 4 年 4 月 3 日 沖縄タイムス経済面掲載

補助金採択へ連携支援

 【企業名】 玉手箱弁当
 【業 種】 食品製造業
 【所在地】 石垣市
 【資本金】 個人事業
 【創 業】 非公表
 【従業員】 0人

【相談】
 お弁当事業がコロナの影響を受けて売り上げが減少したため、事業再構築補助金を活用して新しく「だし汁」をメインとしたキッチンカー事業を始めたい。申請方法や採択後の資金繰り、書類手続きの相談がしたい。

【回答】
 代表者の浦崎五月さんは石垣島に移住して11年。以前はアパレル産業に携わる仕事をしていたが、島に来てお弁当製造の事業をスタートさせた。
 女性をターゲットに、手作りでアレンジにこだわったメニューが人気で、順調に売り上げを伸ばしてきた。ところが、コロナの影響で売り上げが減少。何か新しいことに取り組んでみたいと、以前から温めていた「だし汁」販売を具体的に進めることを決めた。
 「添加物をなるべく使わず地元の食材をメインにした健康志向の『だし汁』を島の方に召し上がってほしい!」との熱い思いがあった。お弁当事業は製造のみで店舗がなかったため、「だし汁」販売も、移動可能なキッチンカーの方が効率的に思いを伝えることができると考えていた。

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玉手箱弁当のキッチンカー

 浦崎さんは早速、地元の商工会や金融機関、よろず支援拠点石垣サテライトへ相談。移住先での創業で資金は潤沢ではない。そんな中、中小企業庁の「事業再構築補助金」の公募が始まり、申請を目指すことにした。
 事業計画書作成は、石垣市商工会の経営指導員と連携しながら実現可能性の高い計画書を作成。よろず支援拠点はブラッシュアップを支援した。
 WEBを活用した申請もスムーズに進み、見事採択された。決定後は積算の見直しもあり、計画の変更申請手続きや、必要な資金のつなぎ融資について地元金融機関との調整に同席、伴走しながら支援を行ってきた。
 現在は採択された計画をもとに「だし汁」専門キッチンカー事業のスタートへ向けて準備している。
(県よろず支援拠点コーディネーター・平田睦)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12200633.html

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