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支援事例「宮古島ツアー充実させたい」

令和 6 年 5 月 19 日 沖縄タイムス経済面掲載

食コンテンツ強化提案

 ◆ 企業名 アナタビ宮古島~あなただけの旅物語
 ◆ 業 種 旅行業
 ◆ 所在地 宮古島市
 ◆ 資本金 個人事業
 ◆ 創 業 2021年
 ◆ 従業員 1人

【相談】
 宮古島に移住し旅行業を開業した。自分がストレスから癒やされた自然と人の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい。そのためのツアーの内容を充実させたいのでアドバイスがほしい。

【回答】
 外資系の会社で働いていた愛川直樹さんはキャリアを積むにつれて仕事上の悩みも増え、そのストレスを解消するために宮古島を訪れていた。2019年に一念発起し、会社の自己啓発プログラムを活用して1年間の休職を取り、オーストラリアの大学でホテルマネージメントやツーリズムを学んだ後、帰国してすぐに会社を退職した。
 観光業が急成長している宮古島に21年5月に移住し、島の美しさを多くの人に伝えたいという強い思いから旅行業を開業。島の人にツアーホスト「みやこンシェルジュ」を務めてもらい、利用者に特別な体験を提供するオリジナルツアーを企画した。さらにツアーの内容を充実させるため、宮古サテライトへ相談に来訪された。
 入口商品の重要性を説明し「食」をテーマにしたガイドのコンテンツを強化することを提案。また、他のツアーでは「触れ合うこと」「体験すること」から得られるメリットについても意識するようアドバイス。料金体系や対象年齢などの情報を一覧化した。
 お話をうかがっていると、愛川さんの心の中に秘めている思いや計画が散在していたため情報の整理をお勧めした。
 さらにホームページからの予約をしやすくするため動線を考慮し、アクセス解析もルーティン化できた。このような取り組みによりガイドの数とコンテンツが充実し、顧客のニーズに応えられて売り上げも順調に伸びてきた。今後も定期的にガイドコンテンツのPDCAを回し、愛川さんに寄り添い応援していきたい。

アナタビ宮古島の愛川直樹さん

 現在の宮古島は観光業の急激な成長に伴う課題に直面している。経済的な成長を追求するのか、それとも生まれ育った自然を守るのか。愛川さんのツアーを通して、訪れる人々に大切なものを感じてもらいたい。問い合わせはアナタビ宮古島~あなただけの旅物語、電話090(7510)1624。
(県よろず支援拠点宮古島サテライトコーディネーター・砂川淳一)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12731031.html


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