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悩んでる人に正論は何も刺さらない

悩んでいる人への接し方って難しいですよね。

メンタル最弱の私が一つ言えるのは、悩んでいる人に「こうした方がいいよ」と正論ばかりを伝えるのは、何も刺さらないどころか逆効果だと思います。

その理由は、悩んでいる人は
【それができないから悩んでいる】

という背景があるからだと思います。

正しいと思う道を進めないから悩む

私の経験からお話します。

私は新卒で入った会社が自分に合っていないと感じていてとにかく辛かったので、辞めて転職をしようと思っていました。

しかし、そう思う一方で「1年もしないうちに転職するのはリスキーだな…」「仕事続けながら転職活動したら、実績もつくしお金も貯金できるやろうけど、もうそんな気力はないな…どうしよう…」

と、世間で正しいとされる道、いわゆる正論がもんもんと頭の中に湧いてきて身動きがとれずにいました。

そんな私を見て、心配した家族や友達は「とりあえず1年は続けてみたら?」「1年続けたらお金も貯まるし経験も積めるし次も転職しやすくなるよ」というように説得してくれるのですが、

そんなん全部わかってるんだよなあ…」「それができなくて苦しんでいるのに」と、自分はダメなやつだと余計に辛くなりました。

正論を言う人に悪気はない

私に声をかけてくれた人たちはみんな、私のことを思っての言動をとってくれていました。

大事に思っているからこそ、これ以上辛い思いをしてほしくない!という気持ちだったらしいです。

こんなすれ違いは悲しいし残念です。

悩んでいる人に何て言えばいいのか

ではどうすればよかったのかというと、悩んでいる人がどの段階にいるのか正しく観察して声をかけることだと思います。

悩んでから回復して前に進んでいく過程は、人にもよりますが、
悩んで心身ともに疲弊している場合、まずは十分に休むところから始めるべきだと思います。

実際に私も、最初は周りの人から正論ばかり説得されましたが、
徐々に症状として不調がでてきたので、これは大変だということで「とにかく休もう!」と私への接し方を方向転換してくれました。

正論はいつ言ってもいいのか

精神的に落ち込んだ私は仕事を辞めてひたすら寝て食べました。

するとだんだん「外に遊びに行きたいな」とか「本を読んでみようかな」と自分のための行動に移したくなりました。

本を読んだり活動的になって、「次どんな職場で働こうかな」と少しずつ考えることができました。

少し話がそれましたが、
「こうしたら?」「〇〇するといいよ」というような正論チックなことやアドバイスをするのは、本人が健康になって前を向き始めてからが最適だと思います。


結論:正論言うならここぞと言う時に!


悩んだり精神的に落ち込んでいる人というのは、段階を踏んで回復に向かいます。

そして、それぞれに適切な接し方が存在します。

正論や、こうした方がいいのに!という気持ちは、その人が大事なほど伝えたくなるものです。

しかし、正論を伝えることで完全に逆効果・余計にその人を苦しめてしまう時期がある、ということを忘れてはならないな、と思います。

悩んでいる人を前にしたとき、言葉をかける前にまずはその人の深いところまでみれるよう心がけたいです。



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