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身近な自然環境保全活動

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仕事を辞めて、シニア生活にはいてからの身近な自然環境保全活動をまとめています。
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三鷹エコミュージアム研究 みぃむ 3号「万葉の花・フジバカマ」

三鷹市スポーツと文化部生涯学習課が「三鷹型エコミュージアム事業」の名称で進めてきた活動があります。三鷹市に根ざした活動はなんでも、「三鷹をまるごと博物館」として、取り上げています。年に1回程度「みいむ」という30ページほどの冊子をつくり、無料配布しています。2021年4月に第3号が発刊されました。その中に私の活動と関係が深い記事「万葉の花・フジバカマ」がとりあげられています。 みぃむ3号30-31ページの記事 みぃむ3号については、下記のURLで「三鷹まるごと博物館」の詳

野川の藤袴を育て、匂い袋を楽しむ

 藤袴は、秋の七草の一つで、万葉集や源氏物語にも出ており、古くから日本人に親しまれてきました。しかしながら、近年、自生地が減少して、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種です。今では、貴重な植物です。三鷹市付近では、30年ほど前までは、国際基督教大学構内でも自生していましたが、現在では、消滅しています。ところが、9年前の2011年8月に国際基督教大学の近くの野川の水辺に、自生していることがわかりました。  多摩川の支流・野川の水辺は、年3回、東京都によって草刈りが行われていま

野川に注ぐ湧水量を調査

 野川は、国分寺崖線から湧き出る武蔵野台地の雨水浸透水を集めて流れる清流です。その野川の源泉である国分寺崖線の湧水も、小さな湧出点は沢山あるが、それが集まって、最後は野川に注いでいる。その湧水の野川への吐出点は、大変わかりやすい。①今も湧水がいつも流れているところもあるが、②今ではほとんど流れていないところもり、③以前は途絶えていたが最近流れていることが多いところもある。  三鷹地区で野川に注いでいる湧水の量を調査するために、予備調査を経て、主要な4ヶ所に絞り、毎月1回、7