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No.510 さて、「ヘーボタン」をいただけますでしょうか?

まずは、昨日紹介した生徒からのクイズの答えをしましょう。
①「点を取るだけで大きくなる身近な動物といったら?」
A.「犬」(点を取ったら「大」になります。)

②「さかさまにすると3つ少なくなってしまうものは何でしょう?」
A.「9」(9の逆さは6で、3つ少なくなります。)

③「上は大水、下は大火事はお風呂です。では、上は大工、下はゴミ箱なあに?」
A.「鉛筆削り」

④「笑いながら飴を食べました。何個食べましたか?」
A.「4個」(ニコニコ・2個2個だから。)

⑤「年寄りの猫を盗みました。オスですか、メスですか?」
A.「メス」(猫ババだから。)
  
 次に、私から生徒に出したクイズの答えです。
Q1.「料理人が蛇にスパイスを振りかけました。さて、蛇はどう反撃したでしょうか?」
A.「からみついた」(「絡みつく」と「辛味付く」の掛詞です。)

Q2.「冷蔵庫の中にゾウをしまうために必要な3つのことは何かというと、①冷蔵庫を開ける→②ゾウを入れる→③冷蔵庫をしめることです。では、冷蔵庫にキリンをしまうために必要な4つのことは何でしょう?」
A.「①冷蔵庫を開ける→②ゾウを冷蔵庫から出す→③キリンを入れる→④冷蔵庫を閉める」

Q3.「世界一性格が悪く、不細工で、頭も悪く、なんの取り柄もなさそうな女性がいました。しかし、この女性に「お願いだから結婚してくれ」と迫る人が2人もいたそうです。それはどんな人でしょう?」
A.「両親」(親だけは、子どもを心配し続けます。)

Q4.「ある国の王様が、ある若者二人に、『二人で馬に乗って競いなさい。 勝った馬の
持ち主に褒美をあげよう。ただし、後からゴールした方が勝ちだがね。』と言いました。しかし、このままでは、ゲームを開始しても二人とも立ち止まったままで動き出そうとはしません。どのようにすれば、二人がゴールに先に入ろうとするでしょうか?」
A.「2人の馬を交換する」(先にゴールすれば、後から来た馬の方が自分の馬なので勝つことになるからです。)

Q5.「王様が兵士100人に『宝物をあげるから、欲しい人がいたら来なさい。』と言いました。すると、兵士が100人全員来てしまいました。兵士たちは、みんな宝物を欲しがり、誰一人として譲ろうとしません。王様は誰にあげるか選ぶのに困ってしまい、宝物をあげるのが嫌になってしまいました。しかし、王様は名案を思い付き、それを兵士たちに言いました。すると、王様は一人も宝物をあげずに済みました。王様は、兵士たちに何と命令したのでしょうか?」
A.「競走をして、最後になった兵士に宝物を与える」と言った。(兵士たちは、最後になろうと全員が譲り合い、決着がつかなかったからです。)
 
プリンストン大学のアグスティン・フエンテスという人類学教授は、「知的好奇心こそが人間と他の動物とをわけ、人間を世界のあらゆる場所に進出させ、テクノロジーを発達させてきた」と言ったのだそうです。「なぞなぞ」は、知的好奇心から生まれた知恵であり、幾多の疑問や困難を乗り越えてきた人間固有の財産と言っても過言ではないでしょう。

昨日のシュメール人が問うた世界最古のクイズ、
「建物がある。
そこに入るとき、人は目を閉じている。
そこを出るとき、人の目は開いている。
この建物とは何だろうか?」
の答えが「学校」であったという知的で文学的で哲学的でさえあるクイズを知るにつけても、人間の「なぞなぞ愛」ともいうべき知的好奇心にますます興味が引かれる私です。
 
お気に入りの「なぞなぞ」は、ありましたか?