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No.801 お題は「納得した感じの『はぁ』」です

『はぁって言うゲーム』は、日本のカードゲームで幻冬舎より発売されています。
第1弾は、2018年11月23日
第2弾は、2019年 7月26日
第3弾は、2020年12月 5日
第4弾は、2022年 4月27日
にそれぞれ販売されています。
 
その内容は、同じセリフを、与えられたシチュエーションに応じて 「声」と「表情」(過度で無い演技も可?)だけで演じ、演者がどのシチュエーションのセリフを語っているのかを当てるゲームです。
 
例えば、お題のセリフが「はぁ」であった時、それは、疲れの「はぁ」なのか、恋心の「はぁ」なのか、聞く気のない「はぁ」なのか、怒りの「はぁ」なのか、聞き返しの「はぁ」なのか、申し訳なさの「はぁ」なのか、その他の様々なシチュエーションの「はぁ」に対し、自分が選んだカード番号に相応しい声色と表情でもって臨機応変に演じ、その微妙なニュアンスの違いを他の人々が当て合うというものです。
 
これがなかなか面白いんです。第1弾が、2018年11月23日に発売されるや、その半年後の2019年5月31日には、一部のネットショップで、『はぁって言うゲーム』の模倣品が販売されていたといいますから、いかに人気の商品であったかということが知られます。
 
私は今年70歳、カミさんは63歳、娘と娘婿は30代後半、息子と嫁は30代半ば、その子どもたちは7歳と5歳ですが、年齢を超えて楽しくジェスチャーで交流が可能でした。愉快なのは、最後の答え合わせです。演者が、それぞれ自分の行ったジェスチャーの番号を示すと、「当たったー!」「えっなんで?」「間違ったー!」「くやしー!」の声が飛び交います。一度だけの勝負ではとても終われません。「かっぱえびせん」級の「やめられないとまらない」ゲームの世界にはまってしまいます。
 
『UNO』では、孫たちにボロ負けしましたが、『はぁって言うゲーム』では一矢報いることが出来ました。お題では、微妙なニュアンスを要求されることがたびたびで、判定する側は、どの番号の言葉なのか首をかしげることも少なくありませんが、5歳・7歳の子供たちでも十分表現でき、幅広い層に愛される親しみやすくて素敵な言葉遊びでした。
 
こんなユニークなゲームを考え付く人の頭の中は「どうなっとるんじゃろかい?」という不思議マークとビックリマークのそろい踏みです。

コロナ禍によって、会えずじまいでいた遠く離れた家族と、久々に会えて歓談できたことや、一体感ある楽しい家族の時間がゲームによって作られて行ったことなどを強く感じ、とても有り難く思いました。


※画像は、クリエイター・和田のりあき/マジックパパさんの1葉をかたじけなくしました。お孫さんとの真剣勝負?お孫さんの立膝での臨戦態勢と、お爺さんの余裕の表情が対照的で微笑ましい画像です。お礼申します。