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【サウンドデザイン】とは

皆様お世話になっております、株式会社okidesignの沖田純之介です。
私の自己紹介は以下にリンクしてあります。


サウンドデザインとは

弊社の考える映像に関するサウンドデザインとはセリフ、音楽作曲、音楽ディレクション、効果音、撮影録音、Mix、予算管理、スケジュール管理。全て出来た上で成り立つものと考えております。

サウンドデザイナーはこれら全てを行うか、作曲家とチームを組んで、作品の方向性バランスを整えます。

音楽にジャンルが沢山あるように効果音も、テレビ的なもの、映画的なもの、アニメ的なもの等、いろいろとあります。

映像に対する音楽と効果音の質を考えないと、音楽と効果音がバラバラに聞こえてしまい馴染みが悪くなります。その逆で、優れた作品はどこからが音楽で、どこまでが効果音かわからなくなります。

それだけ映像作品に寄り添った音になっているという事です。
例えば弊社作品からは、このような作品です。
2007年ごろ制作しました。

MIZUNO Seiei Brushstroke Athletes in Action

このような作品は「サウンドデザイン作品」と呼べると考えております。

それらを長編に使うとこの様になりますがBlu-ray発売なので、特報を貼っておきます。イヤホンで聞くと3Dに聞こえるバイノーラルで仕上げてあります。

ハリウッドでは分業

この様なサウンドデザインの作業はハリウッドが得意としていて、完全に分業化されています。そんな海外作品からNetflixによく出来た作品がありました。Netflix得意の畳み掛ける編集ですが、音が負けてなく、先行している箇所も多数あります。
Netflix Formula 1:Drive to Survive

また、以下の映画は撮影前からサウンドデザイナーがコントロールしているのがわかります。演奏も手元にズレがないので、実際の演奏家が出演しているのでは?と思われます。

効果音の侘び寂び

よくある事なのですが「映像に対して、全部に効果音をつけていくのが正解」みたいな風習があります。若手映像ディレクターやテレビディレクターが、よくそのような指示を出します。
サウンドデザインとは、無音を活かしたり、無音に聞こえるような演出を入れたりする「侘び寂び」の演出が重要で、それに慣れてない若手は、無音を「作業してない箇所」と捉えます。
その感覚を育てたのは、アニメやゲームだと考えてます。

相当昔、ポケットモンスターのCMをお手伝いしましたが、音響効果さんが持って来たのは、全編に渡る破裂音や爆発音。メーターもレベルオーバーしっぱなしです。
そのようなものを見て育てば、無音が心配になりますよね。

そんな方は、昔の日本映画を聴くことをお勧めします。

似たような弊社の例ですとこちらです。沢山音の要素をつけてみましたが、撮影された素材音でだけで作りたいというディレクターさんのご意見があり全て現場で撮れた音で構成しなおしました。

ブリジストン ポテンザ

まとめ
サウンドデザインは侘び寂びが大事。スケジュールや予算管理もしましょう。

弊社の作品集になります。広告は1年で消えて行きますので、残っている物だけを載せております。

note内で「okidesign作品集」と検索頂くと、ここ3年程の未公開作品情報も確認いただけます。

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