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【てんかん】発作シーンがある映画ピックアップ。

日本てんかん協会、雑誌「波」のボランティア編集員の沖田純之介と申します。長男が「若年性ミオクロニーてんかん」でして、勉強の為に専門誌編集のお手伝いを2023年6月までさせて頂い
本職は映画や広告のサウンドデザイナーをしておりほぼ毎日勉強の為に映画を見ております。沢山見てきた中で、てんかんのシーンがあったり、ネット調べして見つけたてんかん関連の映画を、ここに記載していきます。更新は続けて行きますので、たまに覗きに来てください!

波はこのような雑誌です!



なぜ映画からなのか

患者さんは発作の後、前後の記憶がなくなりますので、自分の発作を見た事が無い人が多いです。そこで映画という作り物ではありますが、そこから発作シーンがあるものをピックアップし、「なるほど発作ってこんな感じなんだ」と感じてもらえればと思って記載しております。

著名人にも多いてんかん

歴史上の人物ではドストエフスキーやシーザー、ゴッホがそうだったと言われておりますが、映画業界や著名人にもてんかんの方がいらっしゃいます。こちらの最後の方に記載がございます。
黒澤明監督も自伝「蝦蟇の油」で子供の頃に発作があったと記載されてますね。それに関しては以下の様な本も出ておりますが、予測で書かれている内容でしたので、どうかな?と思いました。

この記事では、てんかんのシーンがある映画やそれに関係する映画を集めてみました。シーンの説明を後日記載していきます。



てんかん発作シーンがある映画

クレオパトラ(1963)
4時間超えの映画ですが前半のシーザーに発作シーンが2回あります。1回目の発作では叫びながら倒れ、口に棒を噛ませられます。これも時代ですね。

白痴(1951)
第一話の終わりぎわに発作シーンがあります。
倒れながら叫ぶのですが、実際の発作とは違う印象で誇張されてます。

恋のためらい/フランキーとジョニー(1991)
初めの方のカフェシーンで発作シーンがあります。
お客さんが発作を起こし倒れますが、発作後にすぐに目を覚まします。

スーパーカミング(1995)
超潔癖処女ミンクがてんかんという設定で、発作シーンはありませんが、倒れて足のみ映るシーンがあります。

静かな生活(1995)
前半のピアノシーン、半分位の電車のシーンで大発作があります。

誤診(1997)
全般に渡って発作シーンがあります。子役の発作がかなり実際の印象に近く、迫力の演技です。ケトン食療法が取り上げられている映画です。

プリンス ~英国王室 もうひとつの秘密~(2003)
前半で欠神発作、全部で4回程の大発作があり、最後はSUDEPになります。
SUDEPとはてんかんにおける突然死で年間1,000人に1~2人程度の患者が亡くなっているそうです。

卵 YUMURTA(2007)
前半で広場で倒れ少し発作のシーンがありますが、
介護者が玉葱の匂いを嗅がせてました。あれは何かの治療なのでしょうかね?

ミルク(2008)
バイクで走行中に意識を失い転倒、発作のシーンがあります。

コントロール(2008)
前半で欠神発作、途中で大発作、最後も大発作があり、ヨダレを流しながら発作を起こします。長男の発作も同じです。

蜂蜜(2010)
前半で馬をひいてる父親が倒れ込み、発作が始まります。カメラは遠く印象を伝える程度です。

彼女が目覚めるその日まで(2016)
前半で欠神発作と精神異常、途中から大発作シーンが多くなります。
実際見た発作とほぼ同じ印象で、主人公クロエの迫力の演技です。

オールド(2021)
初めの方のオープンカフェで発作シーンがあります。
発作は実際のものに近いですが、直ぐに会話するあたりがどうなのだろうと思いました。

私がケーキを焼く理由(2023)
28分、1時間30分あたりに、脳腫瘍からの発作シーンが取り上げられてます。



てんかんと関係がある映画

梅切らぬバカ(2021)
和島香太郎監督がてんかん患者さんでいらっしゃいます。こちらのページに詳しく記載がございます。


まだ見れてない、てんかんの映画


本日はここまでとなります!
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