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心の問題かな〜(三輪山登山)

おはようございます、マイコです。
昨日は友人と、奈良県の三輪山にある大神神社(おおみわじんじゃ)に行ってきました。

三十路女3人が集ってパワースポットへ。よくある行動パターンって感じでおもしろいです。

入り口からすでに神聖な感じ。

朝の9時に鳥居をくぐって、出てきたのは12時ごろ。3時間ほど、お山の神聖な空気を満喫してきました。


大神神社では三輪山を「ご神体」として崇めているのですが、その三輪山に私たち一般人も「山の一部に入らせていただく」という形で入山することができます。

山頂部に行って帰ってくるのにかかる時間は、往復でおよそ2〜3時間。なかなかに急勾配な細い道を、黙々と登ります。

神聖なお山なので、ピクニック気分でのおしゃべりは禁止。「これは自分との対話になりそうだな」と、登る前までにかなり気分を高めてから挑みました。

山道を黙々と1時間も登り続けるのって、思っていたよりもハードです。息がめちゃくちゃ乱れました。でも立ち止まるとさらに苦しくなるから、歩き続ける。

すると、逆にだんだんと呼吸が整ってくるので、不思議とハイな感覚になってきます。

体を整えることに意識を集中させるから、頭の中は真っ白になる。目に入ってくる映像が鮮明になる。

沢の水、緑の苔、そこから顔をのぞかせる小さなキノコのオレンジ色。

あらゆる映像が高い解像度で、テクスチャーバッキバキの状態で目に飛び込んできます。「なんか濃いなあ…」「目が良くなったみたい」なんて思いながら、ただひたすらに黙々と登る。

そんな状態でついに登りきった山頂部。うっそうとした森の中、見上げると木々の隙間から空が少し覗きます。

ほてった体にお山の涼しい空気が毛穴から染み入る。とても心地いい。お風呂上がりに吹く風のよう。

無言で目を閉じて森の空気を感じていると、「いや〜〜、着いたね〜!」とわちゃわちゃと大きな声が。

びっくりして声の方向を見やると、60歳くらいの女性のグループがいます。めちゃめちゃおしゃべりしてます。わわわ…おしゃべり禁止じゃなかったかなあ、あれ、勘違いやったかな?

ちょっと気になったけど、「まあいいか!」と、とりあえず下山しました。

そしたら帰り道にも結構おしゃべりしてる人がいて、まあでも楽しそうに登ってるし、別にいいかあ〜と思って気にせず黙々と下山しました。

人が集まるとこうなっちゃうよね。まあまあ、いつもこんな感じなんでしょう。外から来た人間が「お、お静かに…!」なんて言うのも野暮な話なので、郷にいらば郷に従うことにしました。

「そんなことにいちいち心を乱してはいけない。これは、自分の心のあり方の問題なんだよ」とお山に言われたような気がしました。というか、自分で思いました。

たまにはもくもく登山もいいものですね。スッキリしました。


ではでは、お読みいただいてありがとうございます。
今日もみなさま、よき1日となりますように…☆彡

心を込めて書いた文章に価値を感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。なにか自己研鑽や創作の糧になることに、大切に使わせていただきますね。