大人のアトリエレッスン(デッサン3回目:球)
おはようございます、マイコです。
最近サボりぎみですが、デッサン教室にもちょこちょこ行っております。
これから書くお話は、ある日のレッスン風景です。
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今までは物体の中に「直線」が存在していたから、影を見つけやすかったんだけど、球体かあ…。つかみどころがないというか、とらえどころがないというか。
どうやって丸みを表現すればよいのかな??先生、なんかアドバイスある?
先生「まずは私が描いてみるから、見てて〜〜」
シャカシャカ。
「ここ、明るいやろ?んで、ここは暗い。そして、暗い中にも明るい部分がある。んで、蛍光灯の光も映り込んでるね。光源はちょっと左上かな?」
「ほな描いてみよか〜〜。まずは正確にアタリをとってね」
はーい!シャカシャカ。
〜3時間後〜
できた…けどなんか変。
先生、なにかがおかしいです!なにこれ?なんで??
「なんやろ、なんかかわいいことになっとんなあ〜」
添削お願いします!
「うん、ここ、直した方がいいかな」
なるほどなあ。
「あと、ちょっと離れて見てみようか。どこがおかしいか、崩れてるかがわかりやすいよ。それと薄目で見てみるといいかも。デッサンが上手い人は大体薄目やったりするで〜」
ふ〜ん。なるほど、ありがとうございます!
そっか、遠くから見ると、陰影がシンプルに浮き彫りになるね。デフォルメされるというか…。
というわけで修正。シャカシャカ。
〜2時間後〜
できた!
うん、だいぶマシになったんじゃない?先生どうですか!
「お〜、よくなったや〜ん。ほな球体はこれで終わりにしよか」
えっもっとフィードバックないんですか?影とか微妙やけど。
「うん、その辺はもっとたくさん描いているうちにうまくなるから大丈夫やで。球体はこれで終わりにしよ〜。影の理屈は理解できたっぽいし、もういいよ〜。なんかな、こんなただの球体とか立方体とかじゃなくて、もっと色々描いて欲しい〜」
ビンとかバケツとかロープとか?
「そうそう。質感の表現にも入っていこう〜!球体はもうこれ以上描き込んだらあかん。これ以上やったらもう、嫌いになるやろ?やめとこ」
ププ!そうやなあ、これ以上はちょっと、ウンザリしてきそう。よし、これでひとまず完成としよう!
というわけで、球のレッスンはこれでおしまいです。
*
ちょっとずつ楽しくなってきたし、描けるようになってきたし、大人のデッサン教室はおもしろいです。実りある豊かな時間。これからものんびり、気長に続けてみます。
ではでは、次のお題をお楽しみに!
それではみなさま、よき一日を〜〜☆彡
心を込めて書いた文章に価値を感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。なにか自己研鑽や創作の糧になることに、大切に使わせていただきますね。