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「もしもねこ」に込めた想いとこれから

昨日3/25から、私のTwitterにて「もしもなんて来ないとおもってた猫」という連続漫画をスタートさせました。
1日1枚、毎日投稿。
Twitterにはよくある手法だけど、私にとっては初の試みです。

ちょっと不穏なタイトルのこの漫画は、やっぱりただならぬ雰囲気で第1話が開始しました。
こちらが昨日投稿したての第1話。

物語は、2匹の猫を飼う”凛”が病院で意識を取り戻すシーンから始まります。
どうやら凛は、通勤途中に事故に遭い意識不明で入院していたのだという。
意識を取り戻したことに安堵する周囲とは裏腹に、一人青ざめる凛。
凛は自分が意識を失っていた6日間、猫たちが誰にも気付かれずに自宅で閉じ込められていることに気がついたのです━━━

そんな物々しいスタートをきったこの漫画。
ありがたいことにたくさんの方に読んでいただき、引用RTでは「リアルに怖い」「ありえるから辛すぎる」という、猫飼いさんからのコメントが溢れました。

「ありえる怖さ」に気付いてほしくて

実はこの漫画のスタートは、そんな「誰しもありえるリスク」に気づいて欲しいという想いから作られました。
私は別件で「ねこヘルプ手帳」というものを作っているのですが、その製作過程で多くの猫飼いさんたちが先に記したリスクに気づいていない、気付こうとしていないことを知りました。

猫の健康、幸せを願う気持ちは十二分にあるのですが、その幸せが飼い主(ご自身)の健康の上で初めて成り立つということを、もっともっと知って欲しい。

そんな啓発を兼ねて、且つ魅力的な猫たちを応援したくなるストーリーを何度も何度も考えて…
1年の熟考を経て作られたのが「もしもなんて来ないとおもってた猫」でした。

物語は猫を主導に進んでいく

昨日の1話だけを見ると、人間(凛)目線で進んでいくように思われた物語ですが、第2話である今夜の投稿からは目線も時系列も交代します。

時はさかのぼって、6日前。
そう、凛が事故に遭って家に帰って来れない日。
「なるべく早く帰るね」と言い残して戻らない飼い主を家で待つ、猫のマメとクロが主役となります。

ここでちょっと猫たちを先取りでご紹介。

まずは先住猫であり、凛が大好きな三毛猫の「マメ」。

そして野良猫出身で、クールで頼りがいのある黒猫の「クロ」。

この2匹が協力しあって、また話の途中でもっとたくさんの魅力的な仲間と出会い、成長しあいながら、凛との再開を目指す物語です。

どうでしょうか。
昨日1話だけ見た物々しい印象と、だいぶ違う印象を受けた方も多いのではないのでしょうか。

そうなんです。この物語は啓発を兼ねつつも、けして悲しさや辛さなどマイナス面を押し出すのではなく、猫たちのがんばりと成長を見守る物語として書いています。

1日1枚というペースなので、なかなか進まない展開にモヤモヤすることもあるかと思いますが、ゆっくり・でも確実に進んでいくストーリーを一緒に楽しんでいただけたらと思います。

今夜も明日も明後日も。
夜の20時、毎日1枚ずつ更新していきます。
1日の終わりに覗くとそこにあるような、読む人にとって生活に馴染む漫画になれたら嬉しいです。

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