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ねこと暮らす全ての人へ━━ 製作中のねこヘルプ手帳に声を聞かせてください


もしも自分になにかあったら、家のねこはどうなってしまうんだろう━━━

動物と暮らしている人なら、目を背けられない悩み。
自分が事故にあって、数日たって意識が戻ったら、その時ねこは…?
考えたくもない話。でも、考えなければいけない話。

もし近くにいる人に家でねこが待っていることを伝えられたら、ねこだけでも助かるかもしれない。
そんな思いから作ったのが“ねこヘルプグッズ"。
去年、ツイッターやnoteで無料スマホ壁紙を配布したことをきっかけに、たくさんのねこ飼いさんからグッズ化希望の声をいただきました。
グッズメーカーさんの力を借りて、去年念願のねこヘルプグッズを企画・制作・販売。
販売への道のりはとても長く大変でしたが、たくさんの人たちに助けていただき無事販売までたどり着けました。
その時の詳細はこちら↓

嬉しい声と反省

販売開始後、多くの方に「こういうグッズを待っていた」という嬉しい声をいただきました。
「今まで考えようとしてこなかったけど、いいきっかけになった」
「自分の健康がねこたちの健康だと思うと、長生きしようと思う」
いただいたコメントはどれも前向きで、このグッズを作ってよかった〜とじんわりした感動を覚えました。
グッズ自体もメーカーさんとのコラボだけあって、しっかりとした仕様・クオリティの高い商品に。初めてのグッズ販売にも関わらず、納得のいく形でお届けできたと思います。

ただグッズのクオリティとは別に、課題も残りました。
具体的に言うと

  • 全体的に値段が高め

  • 送料も高い→だから一度に色々買う→注文が高くなりがち

  • 限定販売なので買いたい時期には終わっている

大きく分けてこの3点。
上の2点は、メーカーさんと組む以上はある程度仕方がないことだと思うのですが、3点目である販売時期の限定においては結構悔しさが残りました。
ねこヘルプグッズは”だれでも・いつでも・気軽に買えて、ねこにやさしい”であってほしいグッズなので、購入時期が限られているのはかなりマイナスでした。
企画中ずっと応援してくださった人たちが、販売終了後に「買いたかったのに終わっていた」というツイートをしていて、それが1番心苦しかったです。

もちろん再販もできるのですが販売期間はやはり区切る必要があり、”だれでも・いつでも・気軽に買えて、ねこにやさしい”には程遠いため、この半年間は別の方法での作成・販売方法を探していました。

コンセプトに忠実に

メーカーさんとコラボしたグッズ販売が好評だったので、たくさんのグッズ制作の会社からお声をかけていただきました。
どの制作会社さんもクオリティ高い商品を提案していただけたのですが、私は次作るなら”だれでも・いつでも・気軽に買えて、ねこにやさしい”という想いに忠実になろうと思っていたので、なかなかその基準を超えることはできませんでした。

私が”だれでも・いつでも・気軽に買えるもの”として考えた基準は

  • 1000円以内で買えるもの

  • 送料も安い(一個からでも気軽に買える)

  • 販売期間なく、ネットでいつでも買える

  • いつでも持てる、携帯性

  • 売り上げの一部を保護猫団体に寄付できる

という5点でした。
全てを叶えるのは、簡単そうで実現は難しい…!
グッズ制作会社さんも商売なので、ある程度数字になるものしかGOサインは出ません。それは仕方がないこと。
そして最後の「保護猫団体寄付」、実はどの制作会社さんにお願いしても断られてしまったんです。
それは別に非営利だからというわけではなく、どちらかというと寄付自体の管理が難しいからという側面が強いです。

グッズ制作でもなんでもそうだとは思いますが、関わる人(会社)が多くなればクオリティを上げられる反面、その分コストカットは難しい。
理想を並べるばかりではなく、今ある状態から引き算することも考えました。

たとえ派手なことはできなくても

だったら最終手段、個人で作ってみるのはどうだろうか。
スマホケースやバゲッジタグなどを各6猫種分のバリエーションを持たせて作っていただいた前回。
そんな派手なことはもちろんできないけれど、今回は”だれでも・いつでも・気軽に買えて、ねこにやさしい”がコンセプトなので、無理せず自分でできる範囲のアイテムを作ってみたらいいんじゃないかと思いました。

そこで提案したいのが、ねこヘルプ手帳。

その名の通り、小さな手帳に”もしもの時にねこをお願いする為の情報”を詰め込んだもの。
前回のねこヘルプカードよりも若干かさばりますが、書き込める情報はドーンと増えました。

想定単価は1冊850円。
サイズは新書サイズで44P。ちょうど鞄の中でかさばらないサイズと薄さ。
そして1冊につき50円、ねこの殺処分をなくす活動に募金できる様にしました。(募金先は公財・日本動物愛護協会様、タイミングは100冊売れるごとにまとめてor年末にまとめて)

みなさんの声を聞かせてください

ここに来てやっと本題なのですが、今日はぜひこの新アイテムのラフを見ていただき、あーでもないこーでもないと意見を教えていただきたいのです…!

この意見会(?)、前回のアイテム作成でも大変お世話になりました。
スマホケースもツイッターのフォロワーさんの案だったし、カードの項目も「ペット保険の有無や番号欄もほしい」とか「ワクチンの最終接種日もかける欄ちょうだい」など、私だけでは出てこなかった案を山ほどいただけたからです。

意見出しは、このnoteのコメント欄や、私のTwitterの該当ツイートに気軽にリプしてくだされば、全てコメント見させていただきます。
このグッズが必要とする人たちと一緒にグッズ制作していく気持ちなので、積極的に声を聞けたら嬉しいです。

早速、項目ごとにラフを見ていただければと思います。
各所に「これはどうだと思います?」的な迷いを感じる文章もあるので、その辺に答えていただけたら尚嬉しいです。
(あくまでラフなので絵も文字列も全く整理してありません、見苦しいラフですがご理解ください)

ーー導入部分ーー

まずは扉絵。見つけてくれた人が初めてみるページなので、この手帳の趣旨がうまく伝わるようにできたらなと試行錯誤中。
この文章は、書き込む持ち主に向けて書いた方がいいのか、見つけてくれた人に向けて書いた方がいいのか検討中です。

見つけてくれた人に、飼い主がどういう想いでこの手帳を所持しているか直感的に伝わることを願って、漫画を1ページ入れてみました。
文章では読み取りづらい具体的なイメージが、漫画を通して伝わってくれたらいいなと思っています。

(赤字は記入例)

こちらは見つけてくれた方への依頼文と連絡先。
事故とかで居合わせた方が見つけても自宅の猫の面倒を見てもらうのは現実的ではないので、基本はだれか代理人を事前に立てておいて、その方に連絡してもらう。というスタンスで構成しています。

面識ない人間に電話するのはかなりハードルが高いので、それを下げるためにも「代理人に連絡する時、(      )と言っていただくとスムーズです」とかの欄があってもいいかもですね。(←こんな感じで意見いただけると嬉しいです)

(赤字は記入例)

ねこヘルプカードだとスペースの問題で叶わなかった「伝言できるフリースペース」を設けました。
いざという時にお願いしたいことは意外と多い!
自由に書き込めるように広めに取りました。
ラフには罫線を書きましたが、イラストや超長文で伝える方もいると思うと白紙タイプの方が書きやすいかもしれませんね。

ページ下にはかかりつけ動物病院欄を作りました。
私の家はみんな同じ動物病院に行くのですが、多頭さんのお宅では2軒以上の動物病院を使い分けている方もいるのでしょうか…?
そういう方が一定数いるのであれば2軒分用意しようと思いますし、いたとしても少数派であるのならスペース的にもこのままの方がいいのかなと思っています。

ーーねこプロフィール部分ーー

こちらも前回のカードより、書き込める情報量が増えています。
追加した方がいい項目がありましたら教えてください。スペース的にももう少しなら載せられると思います。

ちなみに書き込むとこんな感じ↓

写真欄、マメな方はぜひ可愛い写真を貼っていただきたいのですが、割と「貼るのめんどくさいからまた今度にしよ〜」って方いると思うんですよね。私です。

そういう方のために、イラスト色塗り仕様にしてみました。
とりあえず写真用意できるまでは、猫の柄を色鉛筆などで塗るだけ。それだけでもちょっと様になるし、写真が用意できれば上から貼れば消えるので。

そして前回多頭飼い対応を強く願われていたのですが、ねこヘルプ手帳ではこのプロフィールは3ページあり、各ねこちゃんの状況をじっくり書いていただけます。4匹以上飼われている方はリストで書いていただく感じにしました。
ねこ以外の動物を飼われている場合もこのリストに書き込めば伝わると思います。下図↓

ワクチン情報も、前回は最終接種日を記入する仕様でしたが、スペースが小さかったので更新した場合に書き込みにくかったので、今回はリスト化しました。
打ったら書く、1番下が最新。というのが1番見やすいかなと思いこのスタイルにしました。

ーー日々の記録部分ーー

ここまでの情報ページで約10ページ程なのですが、残りの後半大部分は日々の体調記録ページになっています。
悲しいけれど、ねこヘルプ手帳を使うような時は急な引き継ぎとなってしまうはず。
なので日々の気になる変化も伝えられるように、問診票形式で記録できる記録ページにしました。

この記録ページは体調が気になる日のみ記録することを想定して作りましたが、毎日つけて日記代わりに使いたい方もいるかもしれないなーと思います。
そういった毎日派のために、キリよく31日分(1ヶ月分)用意したいなと思い、全体44Pのうち31Pで構成しています。

こんな感じのあっさりしたページです。
追加項目に要望ありましたらまだまだスペースあるのでご意見いただけるとうれしいです。

体調不良時の記入例はこんな感じ↓

左上のイラストはカルテをイメージして配置しているので、記入例のように○で囲むなりして症状を書いていただけたらと思います。
あとは問診票を書く気分で自由に書き留めておけば、引き継いだ際に代理人の方が近況を理解してくれるかなと思います。

そして毎日派の方がつけならこんな感じかな?↓

毎日書く方がどれくらいいるかわかりませんが、こういう感じで書いていけば後から読み返して楽しそうですよね。
使い方に決まりはないので、自由に使ってもらえたら嬉しいです。

初めてのことだらけ

以上が今の所のラフ案です。構成も含め、まだまだどうとでもなる状態なのでたくさん意見いただけたら嬉しいです。
特に意見が書かれていなくても、「応援しています」というリプにいつも励ましてもらってます。いつもありがとうございます!

個人で制作・販売することには、まだまだ不安があります。
制作はもとより、在庫リスクや個人情報の管理、そして配送準備…。私もイラストレーターという仕事で働いている身なので、すべて自分でこなすのは不可能。じゃあ外注サービスを。すると高くなる。

世の中に流通しているもののうち、いつもはたくさんの方が作り上げるサービスのイラスト部分だけを担当している身ですが、今回たくさんの工程を勉強する良い機会となりました。

初めてのことをするのは勇気がいるし、きっかけがなければなかなか最初の一歩が踏み出せません。
それを思うと、Twitterで最初に無料壁紙を配布した時に「これをグッズにして欲しい」と言ってくれた全ての人に感謝しています。その声があったから、今回も前向きに取り組むことができています。

このnoteのコメント欄、もしくはこちらのツイートにリプしてもらえると嬉しいです。

販売は早ければ8月、秋冬くらいには開始できることを意識しています。
ねこと暮らすたくさんの人に届けられるように、実際の声を反映しながら作成していきたいと思います。ご協力お願いします。

P .Sーーーーーーーーーーーーーーーー

元となったスマホの待受は今も無料配布中です。
気になった方はこちらからどうぞ。
(いつかは犬やうさぎバージョンの手帳も作られるよう、まずはねこヘルプ手帳頑張ります!)


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